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個人もネットで炎上する時代!SNSに潜むリスクと対策

個人もネットで炎上する時代!SNSに潜むリスクと対策

SNSの普及によって、個人の発信に強い影響力が及ぶようになりました。著名人やインフルエンサーだけでなく、一般人も強い発信力が持てるSNSはとても魅力的なプラットフォームです。

そこで気を付けなければいけないのが、個人のネットの炎上です。

SNSでは、たった一つの投稿が問題となり、それが多くの人に拡散されて炎上します。一度炎上すると、昨日まで当たり前だった暮らしが一変してしまいます。個人情報の特定によるプライバシー侵害や、誹謗中傷による精神的な苦痛で、生活そのものが苦しくなる恐れがあります。

個人の炎上には、風評被害対策が重要です。

この記事では、SNSで炎上した場合におこる被害とその後の風評被害対策を解説します。

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正しく対策をすれば、炎上の過去を切り替えて人生を好転させることは可能です。

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コンテンツ目次

ネット炎上はSNSとスマホで爆発的に増えた

ネット炎上はSNSとスマホで爆発的に増えた

ネットの炎上は、ある時期を境に爆発的に増えています。それは、SNSとスマホの普及です。

総務省の令和元年の情報通信白書の中で使われた資料によると、以下のようなデータが出ています。

西暦炎上の件数*
2006年41件
2007年67件
2008年78件
2009年90件
2010年102件
2011年341件
2012年380件
2013年483件
2014年667件
2015年1,002件

*「エルテス社が指定するまとめサイトに掲載され、かつ、Twitterのリツイートが50回以上されているもの」
参考:総務省 令和元年版情報通信白書 第4節 デジタル経済の中でのコミュニケーションとメディア 3 ネット上での炎上を巡る議論

日本のSNSというと、2004年の「mixi」が始まりとも言われますが、このころはまだスマホと呼ばれるものはありませんでした。携帯電話の通信速度もまだまだ遅く、PCによる情報交換がメインでした。

それから2007年に「iPhone」が登場する頃には、通信速度や機能が大幅に向上し、スマホでの情報交換が盛んになりました。

特に日本では2011年に「LINE」のメッセージアプリが出たことで、スマホの普及率が上がることとなり、炎上件数は前年の約3倍以上になっています。

そこからTwitterやInstagramに代表されるSNSの「バズる」文化と、インフルエンサーの強さの影響力により、2014年から2015年で炎上件数は約1.5倍になりました。

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このように、ネットの炎上は今や日常茶飯事で、いつ自分の身に降りかかってもおかしくはありません。

ネットで炎上しやすい個人

ネットで炎上しやすい個人

ネット上で個人が炎上すると、経済活動や人生にも影響を及ぼす危険性があります。また、ネットで炎上しやすい個人には、傾向があります。

ここでは、どのような人がどのような原因で炎上して、被害を被るのかについて解説していきます。

高校生

ネットの個人の炎上に多いのは、高校生です。高校生になって、人生で初めて親からスマホを渡される人も多く、まだネットリテラシーが浅い内にSNSを使用することで、炎上につながります。

また若年層は、SNSによる依存性が高いことも特徴です。「バズる」ことが、自分のステータスにつながることも多いため、認められたいがためについ過激な投稿をして炎上してしまいます。

高校生の炎上は、保護者が責任を取らなければいけないことも多く、子供とスマホの付き合い方は十分に考えなければいけません。

また炎上した本人も、学校で居場所を失ったり、進学や就職先に炎上が知れ渡ることで、人生の飛躍のチャンスを損なうリスクが高まります。

炎上原因
・ネットリテラシーが浅い
・承認欲求を満たすため
・バカッター、バイトテロ
・罪の意識の薄さ

芸能人

芸能人は、個人の炎上の代表的な例です。

例えば、不倫や薬物使用といったスキャンダルが発覚すると、TVのワイドショーやネットニュースですぐに取り上げられます。これらの情報はSNS上においても一瞬のうちに拡散されて、一般のSNSユーザーに広く知れ渡ります。

そしてSNSの怖いところは、一般の全く関係ない人も、そのスキャンダルに対して一言モノを申したくなる点です。多くの人が、ああだこうだと意見を言い合うことで、炎上は徐々に膨れ上がり、ついにはデマや噂も流されて収拾がつかなくなってしまいます。

また、芸能人はアンチの存在も大きいです。アンチはその芸能人が苦しむことを目的として、ネット上で悪口や誹謗中傷を何度も繰り返し投稿します。

このような過度な嫌がらせも、炎上を大きくする要因となっています。

炎上原因
・もともとの個人の影響力
・アンチの存在
・スキャンダルとSNSの親和性

YoutuberやVtuber

YoutuberやVtuberも、ネットで炎上しやすい個人です。

これらの人は、動画投稿や動画配信がメインの活動になっています。そして、チャンネル登録数や配信の同接数(リアルタイムの配信視聴者数)が、活動における大きなステータスとなっています。

動画投稿者や配信者として成功したいがために、つい暴言を吐いたり、過激なネタの動画を配信することで炎上してしまいます。

登録者数やフォロワーが多いと、そのような炎上はすぐにSNSでも拡散され、大きく取り扱われることになります。

生配信は、一度流してしまうと切り取られて、訂正が効かなくなることにも注意が必要です。

もし事務所に所属していれば、炎上の内容によっては解雇されるリスクもあります。また完全に個人の活動だったとしても、案件を失ったり広告規制を受けたりと経済的な損失につながる可能性は高いです。

炎上原因
・過激な動画や配信
・切り取りの拡散
・ファンやフォロワーの多さ

インフルエンサー

インフルエンサーのような、SNSを生業として生計を立てているフリーランスも、炎上しやすい個人です。

インフルエンサーは、SNS上のフォロワー数を武器に経済活動を行います。そのため1日に何度も投稿をし、フォロワー同士の交流も盛んになります。SNS上での活動が頻繁になると、それだけ炎上する確率も上がるため注意が必要です。

特に近年では、ちょっとした言葉の言い回しを指摘されて、それが炎上することも多いです。また炎上すると過去の発言まで掘り起こされて、さらに被害が大きくなるリスクもあります。

自分はそんなつもりで投稿したわけじゃないと思っても、周りがそう思ったらハラスメントになってしまう世の中のため、インフルエンサーは炎上しやすい個人と言えるでしょう。

炎上原因
・SNSでの頻繁な投稿活動
・想定外の不適切発言認定
・過去の投稿の掘り起こし

ネットで炎上した個人の末路

ネットで炎上した個人の末路

ネット上で、ひとたび個人が炎上してしまうと、その悪影響は計り知れません。風評被害に悩まされるのはもちろんのこと、その後の人生さえも大きく変えてしまう恐れがあります。

ネットで炎上した個人の末路

ここでは、ネットで炎上した個人がその後どうなるのか、その末路について解説します。

解雇される

個人の炎上であっても、その個人が会社や事務所に所属していれば解雇される可能性があります。

例えば「○○会社の社員」、「○○事務所のタレント」という名のもとに炎上が起これば、その会社のブランドは大きく傷つくことになります。そして会社は、ブランドの維持と責任を取る意味でその個人を解雇処分にします。

最近では、炎上が起こる前に解雇されることもあります。

よく耳にするのは「重大なコンプライアンス違反があったため」という文言で謝罪文を公表し、タレントを即刻解雇する事例です。

これはおそらく企業が、問題が発覚して炎上される前に関係を断つことで、リスク回避をしているものと考えられます。

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個人からしてみれば、昨日まで当たり前だった毎日が、一瞬で失われてしまう怖さが炎上にはあります。

罪に問われる

炎上によって、刑事事件となれば罪に問われる可能性があります。これは炎上の内容によるため、どの罪に問われるかというのはケースによります。

ただSNS上での発言で炎上した場合に、よく問われやすい罪は名誉棄損罪です。

(名誉毀き損) 第二百三十条 公然と事実を摘示し、人の名誉を毀き損した者は、その事実の有無にかかわらず、三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。

引用:e-Gov 第二百三十条 名誉毀損

軽はずみな言動をSNSで取り上げられて炎上することで、誰かを余計に傷つけることになり、訴えられてしまうことがあります。

一度有罪判決が確定すると「前科」となり、その後の人生で不利になるケースがあります。

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個人情報を特定される

個人が炎上すると、ネット上ではその個人を許さないとする動きが活発になり、個人情報を特定して晒される可能性があります。

ネットの特定班は、少ない情報から住所や名前、電話番号までもすぐに特定するため侮れません。有名なものだと、アイドルが投稿した写真の瞳に映っている風景からその写真の場所を割り出したという話があります。

このように、バレないだろうと思っていても、意外なところから特定されてしまいます。

住所が特定されると、家のポストに嫌がらせをされたり、ストーカーに付きまとわれたりと、身の危険に晒される可能性も高くなるため注意が必要です。さらには家族の情報も晒されたり、誹謗中傷される可能性もあります。

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炎上による代償は大きく、その風評被害を抑える対策が必要になります。

就職しにくくなる

炎上によって、就職しにくくなる可能性があります。

例えば、採用担当者がその個人の名前を検索して、過去に問題を起こしていないかを調べることで炎上が発覚し、採用を見送るかもしれません。

企業としても、過去に問題があった個人を雇うことはリスクにしかならないため、採用前にこのようなリサーチをしている会社も今は少なくありません。

また、履歴書においても、炎上で刑事罰を受けて前科があれば、記入しなければいけないのでそこでバレてしまいます。

望みの会社に就職できないことは、その後の人生の飛躍を大きく妨げることにつながります。

周りから人が離れていく

炎上は、自分のプライベートにまで影響を及ぼします。

ネットとプライベートは別だと考える人もいますが、ネットで炎上したことはSNSなどで拡散されているため、自分の友達や知り合い、取引先にまで知られる可能性があります。仲の良かった人でも、炎上の事実を知ったことで距離を置こうとする人が出てくるでしょう。

交友関係が減っていくと、楽しみや生きがいを失うことになります。目に見えない被害ですが、炎上は確実に人生の豊かさを蝕んでいきます。

風評被害による精神的苦痛

炎上することで、風評被害で精神的に追い詰められてしまうことがあります。

風評被害というのは、簡単に言うと悪い噂のことです。この悪い噂というのは、時間が経てば薄らいでいくものと考えられがちですが、それは少し間違っています。

なぜならネット上の悪い噂は、ずっと全世界の人が見れる場所に表示され続けているからです。デジタルタトゥーという言葉もありますが、ネット上に一度共有されたものを完全に消去することは難しいと思ってください。

この「一生言われ続ける」という先入観が、実際の風評被害以上に本人を精神的に追い詰めることとなるため、心のケアが重要になってきます。

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ネットの炎上を消すことはできませんが、その情報の露出を抑える逆SEOという対策はあります。

個人の炎上は企業にもリスクがある

個人の炎上は企業にもリスクがある

個人がネット上で炎上した場合、通常その個人に風評被害や悪影響が及びます。しかし、場合によっては企業もリスクを負わなければいけないケースがあります。

ここでは、個人の炎上が企業に与えるリスクについて解説します。

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個人の炎上が会社の責任になるケースがある

日本の法律には「使用者責任」という以下の法律が定められています。

(使用者等の責任) 第七百十五条 ある事業のために他人を使用する者は、被用者がその事業の執行について第三者に加えた損害を賠償する責任を負う。ただし、使用者が被用者の選任及びその事業の監督について相当の注意をしたとき、又は相当の注意をしても損害が生ずべきであったときは、この限りでない。
2 使用者に代わって事業を監督する者も、前項の責任を負う。
3 前二項の規定は、使用者又は監督者から被用者に対する求償権の行使を妨げない。

引用:e-Gov 第七百十五条 使用者等の責任

この法律によって、炎上を起こした個人を雇っていた会社側も連帯で責任を負う可能性があります。

具体的にどのようなケースがあてはまるのかというと、例えば業務中に社用車で飲酒運転事故を起こした場合です。

ここで焦点になるのは、業務上に起きたことかどうかです。もしこれが、休みの日に個人の車で事故を起こしていた場合は、会社の責任にはなりません。

従業員が社用車に乗る前に、呼気チェックを行う会社があるのはこのためです。

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内部告発による機密情報の漏洩

個人の炎上の中には、従業員による内部告発もあります。例えば、企業にとって知られてはいけない機密情報が、従業員のSNSの投稿で漏出し炎上する場合があります。

機密情報の漏出は、会社としての信用を大きく損なうため、一従業員が起こした炎上ですが、会社へのダメージは大きいです。

このような内部告発の多くは、会社に不満のある従業員が行うことが多いです。企業としてこれらのリスクを回避するには、従業員の教育と社内環境の改善を図り、気持ちよく働ける職場づくりが大切になります。

採用時にも注意が必要

採用活動においても、企業は注意をしなければいけません。例えば採用した新人が、過去に炎上の経験があることが分かった場合、もしそれが顧客に知られることでブランドイメージを損なうリスクを持つことになります。

会社としても、採用した人をそう簡単に解雇することもできず、炎上が発覚した場合の対応が難しくなります。

そのため、採用時にその個人のリサーチをして、事前にリスク回避をしておくことが重要です。

個人がネット炎上するSNSの投稿とは?

個人がネット炎上するSNSの投稿とは?

個人がネット炎上するその多くはSNSの投稿です。

SNSはその拡散性の高さから、不適切な投稿をすれば一瞬で多くの人に共有されてしまいます。

ここでは、炎上するSNS投稿にはどのようなものがあるのか、解説していきます。

社会モラルに反した言動

社会モラルに反した言動は、炎上の原因になります。社会モラルといっても、様々な解釈がありますが、具体的には以下のようなものがあります。

モラルに反する言動
  • 性差別
  • 人種差別
  • 動物虐待
  • 環境破壊
  • ハラスメント
  • プライバシー侵害

ここで注意しないといけないのが、自分にそのような意図がなかったとしても、相手がモラル違反と感じれば炎上する可能性があることです。

SNSでは、何気ない言葉が大きな問題に発展してしまう可能性があるため、十分に配慮しなければいけません。

バイトテロなどの違法行為

バイトテロのような不適切行為の投稿は、個人のSNS炎上の代表例です。

バイトテロやバカッターと呼ばれる不適切行為の投稿は、若年層が多いです。これは、ネットリテラシーの低さと、周りから認められたいといった承認欲求が理由で起こります。

若気の至りと言えばそこまでですが、一度ネットで炎上してしまうとその後の風評被害は避けられません。

また飲食店やコンビニのような店舗内での不適切行為だった場合、その店舗を有する会社にも風評被害が及ぶ可能性があります。

2023年、スシローで少年がしょうゆ差しを舐める動画が炎上した事例では、その風評被害により一時客足が遠のき、株価が下落するという事態に陥っています。

政治宗教などの強い思想

政治や宗教に関連した内容を投稿すると炎上することがあります。

SNS上では、強い思想を持つ人同士は対立してケンカになりやすいです。そのため、少しでも投稿内容に政治宗教を想起させるものが含まれていると、反対派からの強い非難を受けることになります。

ここにおける炎上は、どちらの派閥が良いか悪いかは全く関係なく、反対派からの反発が悪目立ちすることで、炎上してしまいます。

SNS上では、自身が政治家や宗教家でもない限りは、それらの思想を伴った投稿は避けた方が無難です。 

悪口や誹謗中傷

悪口や誹謗中傷が過激になると、SNSでは炎上することがあります。

一昔前までは、ネットの誹謗中傷は匿名であればバレないから許される、という風潮がありました。しかし今では、誹謗中傷は名誉棄損や侮辱にあたり訴えられる可能性あります。

また匿名であっても、サイト運営者がその投稿者の情報を開示する法律ができたため、投稿主の特定がしやすくなりました。

このような背景があるため、過激な悪口や暴言をすると「その発言、訴えますよ?」と返されるケースが多くなりました。SNS上のこのようなやり取りを見た人が、多くの人に拡散することで炎上に発展します。

誹謗中傷をした人は、そのまま相手に訴えられるだけでなく、SNS上でも多くの非難を浴び、居場所を失うことになります。 

デマの拡散

SNS上でデマを拡散することで、多くの人を混乱させたとして炎上することがあります。

例えば能登半島地震の時に、救助を求めるデマの投稿をし、人命救助や復旧活動を妨害したとして偽計業務妨害容疑で逮捕された事例があります。

SNSでは気を惹くために、遊び半分のイタズラ投稿が見受けられますが、炎上すると人生を棒に振る可能性があることを忘れてはいけません。

また、誰かを困らせたり傷つけたりするような投稿で目立ったとしても、それは自分に何の得にもならないことを覚えておきましょう。

個人の炎上がX(旧Twitter)で起こりやすい理由

個人のSNSの炎上は、特にX(旧Twitter)で起こりやすい特徴があります。

そこには以下のような理由があります。

X(旧Twitter)で炎上が起こりやすい理由
  • インプレッション稼ぎ
  • リポスト機能
  • トレンドキーワード
  • 気軽に投稿できる

X(旧Twitter)では、アカウントを収益化をすることが可能です。この収益化の条件の一つにインプレッションを多く稼ぐ必要があります。つまり過激な発言でバズらせることで、その条件を達しようとする人が現れるため、炎上しやすくなっているのです。

またリポスト機能は、ワンボタンで全フォロワーにその投稿が一瞬で共有されるため、炎上が広がる仕組みになっています。

トレンドキーワードも炎上の手助けになっています。トレンドキーワードとは、X(旧Twitter)上で、多く投稿されているキーワードを全ユーザーに向けて表示する機能です。これにより炎上が、リポストで共有されていない層にまで広く知れ渡ることになります。

ネット上の投稿は匿名でも簡単に特定できるので注意!

ネット上の投稿は匿名でも簡単に特定できるので注意!

発信者情報開示請求という手続きにより、ネット上の匿名投稿は簡単に特定が可能です。

例えば、X(旧Twitter)の匿名投稿を特定するには、以下のような開示請求をすることになります。

  1. X(旧Twitter)に開示請求をし、投稿者のIPアドレスとタイムスタンプを入手
  2. そのIPアドレスを管理するプロバイダに開示請求をし、契約者の住所・氏名・電話番号を入手

このように、X(旧Twitter)で得たIPアドレスを元にプロバイダから契約者情報を知ることで、匿名投稿が特定できます。

名前さえ名乗っていないから大丈夫と思っていても、相手が開示請求をすれば簡単にバレるので、ネット上の発言には注意を払いましょう。

個人の炎上によって問われる罪

個人の炎上は、時に刑事罰として罪に問われる可能性があります。

ここでは、問われる可能性のある罪と、その具体的な炎上行為をまとめました。

問われる罪具体的な炎上行為
名誉毀損罪「○○は詐欺師だ」と事実無根の投稿を拡散
侮辱罪「バカ」「無能」などの人格否定
プライバシー侵害と不法行為責任許可なく住所や電話番号などの個人情報を晒す
偽計業務妨害罪・威力業務妨害罪「虫が入っていた」と虚偽のクレームで営業を妨害
著作権侵害他人が制作した画像や動画を無断転載
リベンジポルノ防止法違反元恋人とのプライベートな性的画像を公開
脅迫罪「殺す」や爆破予告などを発信

いずれの罪もSNS上の投稿で成立する可能性があるため、注意が必要です。実際に有罪判決で刑に処されると「前科」を持つことになります。

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個人のネット炎上事例

個人のネット炎上事例

ここでは、実際に個人が起こしたネット炎上の事例を紹介します。

個人の炎上は、有名人から一般人まで様々なケースがあります。どの炎上にも、その後に厳しい風評被害を受けることになっています。

事例を通じて、どのような行為が炎上を招いてしまうのか見ていきましょう。

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女子アナが男性の体臭批判で炎上した事例

2024年、女性フリーアナウンサーの投稿が炎上しました。

その投稿は、体臭に関する内容で「ご事情あるなら本当にごめんなさいなんだけど、夏場の男性の匂いや不摂生してる方特有の体臭が苦手すぎる」といったものでした。

これに対してSNS上では、男性蔑視ではないのかという指摘が相次ぎ、大きな騒ぎとなり炎上しました。

本人は、その後投稿を削除しましたが問題は収まらず、所属事務所は彼女に対し「異性の名誉を毀損する不適切な投稿行為が認められた」として、契約の解除を言い渡しました。

これには世間も、たった一言の投稿で厳しすぎるといった意見や、男性だから許されると思ったら大間違いという意見など、賛否が分かれることとなりました。

ネットの炎上は、一度の投稿で契約を切られるほどの影響力があります。これは企業が、それだけブレンドイメージを守りたいことの裏返しです。

自転車の逆走で車を妨害した動画が炎上した事例

2024年、自転車に乗った女性が道路を逆走し、自動車の進路を妨害する様子がSNSに投稿され炎上しました。

女性は、目の前の車が邪魔だと言わんばかりに車を威嚇し、その場で立ち往生しました。またスマホを取り出して、撮影したり電話したりする様子も映っていました。

SNSでは、交通違反をしているにもかかわらず、偉そうな態度を取っているとして強い非難の声が多数寄せられました。

ネット上でこの事件は大炎上し、名前や住所などを特定する動きにまで発展しました。

個人情報を特定されると、時間が経っても炎上事件を掘り起こされやすくなり、その後の風評被害に大きな影響を与えてしまいます。

大学生の無銭飲食が炎上した事例

2014年、大学生グループが飲食店において無銭飲食をしたとして炎上しました。

問題が発覚したのは、店舗従業員のSNSによる「無銭飲食をされた」とする内容の投稿でした。これと同時期に「逃走ヤバかった」などという投稿が見つかり、犯人が特定されることになります。

調べていくと、武蔵野大学の学生が関与していたことが判明し、大学はその当該学生を自宅謹慎の処分にし、全学生に社会的責任と倫理観の教育を徹底すると公表しました。

このような炎上では、学生だけでなく大学の風評被害にもつながり、入学希望者が減ったりするリスクが高まります。

Youtuberの不謹慎な動画が炎上した事例

2025年、当時登録者170万を超える人気Youtuberの「中町兄妹」が不謹慎な発言をしたとして炎上しました。

問題になったのは、当時大きな事故として報道されていた埼玉県の陥没事故に関する発言です。動画には「秒で死んだらおもろいよね」と笑いながら話す様子が映っており、あまりにも不謹慎すぎるとして、SNSでその動画の切り抜きが拡散され波紋を呼びました。

これを受けて、Youtubeチャンネルで謝罪動画を投稿。しかし世間は「謝罪動画を出せば何でも許されるのか」といった声が多く、その後も厳しい批判を浴びることとなりました。

本人達からは、家族への殺害予告や誹謗中傷に悩んでいるといった声が明かされました。

このように個人の炎上は、自分の身の回りの人を傷つける可能性もあるため、炎上後の風評被害には注意しなければいけません。

個人のネット炎上のその後の対策

個人のネット炎上のその後の対策

個人のネット炎上は、一度巻き込まれるとその後の人生に悪影響を及ぼすだけでなく、精神的にも追い詰められてしまいます。

ただ適切な対応を取れば、風評被害を最低限に抑えて、新しい人生の一歩を生み出すことが可能です。

ここでは、個人のネット炎上のその後に取るべき対策を解説します。

個人のネット炎上のその後の対策

ネガティブな投稿の削除申請

まずは、炎上後の風評被害の元凶になっている投稿を削除申請することです。

炎上後のネガティブな投稿は、匿名掲示板やSNSに投稿されることが多く、これらの投稿を見た人がその個人の印象を悪く持ってしまいます。

ネガティブな投稿の削除申請には、その各サイトやSNSの利用規約に沿って行います。

あらかじめ削除申請フォームが設置されていればそれを利用しましょう。なければ、サイト運営者に直接メールなどで削除申請を依頼することになります。

削除するかどうかの判断は運営次第ですが、誹謗中傷として名誉棄損罪や侮辱罪などにあたる投稿は削除されやすい傾向にあります。

削除できなくても露出を減らせばいい

削除申請をしても、それが運営者に利用規約違反と認められなければ削除できません。削除できないからもう手段がないと思われるかもしれませんが、露出を減らすという有効な対策があります。

SNSや匿名掲示板の投稿が風評被害として悪さをするのは、GoogleやYahooのような検索で、それらが検索結果として出た時です。つまり、炎上した内容が検索結果に表示されにくくなれば、風評被害を押さえることが可能です。

具体的には、逆SEO対策という施策を講じます。逆SEO対策とは、Goolgleの検索アルゴリズムを利用して、ネガティブな情報が検索の上位に表示されないようにするものです。

検索者の多くは、2ページ目以降を開きません。GoogleやYahooの検索結果1ページ目にネガティブな投稿が表示されないだけでも、風評被害の効果が期待できます。

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気にしすぎないことも大切

個人のネット炎上では、自身の精神的な配慮も忘れてはいけません。

風評被害対策をしていく中で、目を反らしたくなるような、暴言や悪口が目に入ることは避けられません。炎上に正面から向き合いすぎて、自分が潰れてしまわないように、炎上から適度に距離をおいて気にしすぎない心を持つことも大切です。

また、家族や知り合いに相談するのもいいでしょう。問題が解決しなかったとしても、頼る人が近くにいると実感するだけで、心の安心感は大きく変わります。

個人がネットで炎上しないためにできること

個人がネットで炎上しないためにできること

個人のネットの炎上は、意識をしていればある程度は回避できます。もちろん中には、交通事故のような突拍子もないことで、自分の力では防げない炎上もあります。

しかし何もしないより、常日頃から炎上しないように意識して、その確率を抑えることも長い人生を生きていく上で重要なことです。

個人がネットで炎上しないためにできることリスト

ここでは、個人が炎上しないためにできることを解説します。 

匿名であっても個人名で発信する意識を持つ

SNSでは実名で活動しない人が多く、発言の責任の意識が浅くなりがちです。たとえ匿名であっても、炎上して発信者情報開示をされれば、簡単に実名がバレてしまうという認識を持ちましょう。

個人の名前の元に発信しているという意識が自分の中に植え付けられれば、不適切な発言をしにくくなります。

SNSではフォロワーが多かったり、知名度が高いほど、言葉の上げ足を取られて、炎上しやすいです。まずは投稿前に一呼吸して、問題がないか?誰かを傷つける投稿をしていないか?と自分に問う癖をつけましょう。

不確かな情報は発信しない

ネットの炎上には、デマが火種になることもあります。タイムリーな情報は多くの人の興味を惹くため、個人活動でもそのタイムリーの力を利用して、様々な発信をすると思います。

しかし、情報が不確定なうちにそのような発信をして、もし誤情報だったとしたら、多くの人を混乱させることになります。

デマを流したと炎上すれば、あらゆる人間関係において信用を失います。

不確かな情報にはすぐに飛び付かず、情報の信用性が担保されてから話題にするように心掛けましょう。

SNSの公開設定を限定する

SNSの公開範囲を限定的にすることで、物理的な拡散を抑えることも炎上のリスク回避になります。

炎上で気を付けたいのは、不特定多数の人に共有されることです。例えば、アカウントの投稿の公開範囲をフォロワー限定にしておけば、仮に不適切な投稿で炎上してもそれはフォロワー内だけに留めることができます。

ただし、限定公開にしてもスクリーンショットが拡散されることもあり得るので注意が必要です。少なくとも限定公開にしないよりは、その拡散スピードを抑えることができるでしょう。

投稿前に内容を確認する

投稿する前に、よく内容を見返して確認しましょう。

感情的になって勢いで投稿したり、酔った状態で投稿すると炎上を招く可能性が高まります。投稿前に自分の文章を冷静に読み返して、不適切な投稿ではないか、誤解を招く表現がないかを確認することが重要です。

また、過去の投稿を見直すことも、個人の炎上の予防になります。

ネットの炎上は、毎日のようにどこかで起こっています。その炎上の時に「これって昔○○さんも同じようなこと言ってなかった?」と、詮索されることがあります。つまり、今自分が何もしていなくても過去の投稿を掘り起こされて、それが炎上するリスクがあります。

そして、過去の自分の投稿を見直しておきましょう。過去の投稿はSNSの利用歴も浅く炎上への意識が薄いといえます。そのため、問題投稿につながりそうな発言がいくつか見つかることがあります。

これらを事前に削除しておけば、炎上する確率を減らすことができます。これは予防だけでなく、実際に炎上した時に余罪を掘り起こされて、炎上を悪化させなくするためにもなります。

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個人のネット炎上のまとめ

個人のネット炎上のまとめ

個人のネット炎上は、SNSを使っていれば誰にでも起こり得るリスクです。

炎上すると個人情報を特定され、就職しにくくなったり、風評被害で精神的に追いつめられたりする危険性があります。

SNSの炎上は、その使い方や発言に配慮することで、未然に防ぐことができます。そして仮に炎上してしまった場合も、適切な対策を行えば、炎上後の風評被害を最小限に抑えることが可能です。

日頃から炎上のリスクを意識して、SNSを安全に利用しましょう。

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