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ウィキペディア(Wikipedia)の削除依頼の方法と風評被害事例

ウィキペディア(Wikipedia)の削除依頼の方法と風評被害事例

ウィキペディア(Wikipedia)には膨大な量の情報が寄せられています。有益な情報もある中で、残念ながら風評被害が起こり、誹謗中傷や誤情報も存在しています。

ウィキペディア(Wikipedia)でこうした情報が編集されると、削除依頼を当然検討するでしょう。

ウィキペディア(Wikipedia)への削除依頼の方法にはさまざまなルールがあります。

そこで、ウィキペディア(Wikipedia)の仕組みから削除依頼の方法、風評被害の実例も交えて解説します。

※この記事は、ウィキペディア(Wikipedia)日本語版の方針などを参考に執筆しています。

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仕組みがわかれば削除依頼だけでなく、ウィキペディア(Wikipedia)との上手な付き合い方もわかりますので、ぜひ参考にしてください。

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コンテンツ目次

ウィキペディア(Wikipedia)の特徴解説

ウィキペディア(wikipedeia)とは

ウィキペディア(Wikipedia)は、フリーで利用できるオンライン百科事典のことです。

検索エンジンを通じて簡単にアクセスができるため、利用したことのある人は非常に多いでしょう。あらゆるジャンルの記事があるため、さまざまな分野の知識を広める役割を果たしています。

ウィキペディア(Wikipedia)は誰でも編集できる百科事典

ウィキペディア(Wikipedia)は、インターネット上で誰でも編集も閲覧もできる百科事典のことです。2001年に設立、20年以上経った現在では約300の言語で提供され、数百万もの記事が存在しています。

ウィキペディア(Wikipedia)は非営利団体のウィキメディア財団が運営をしていますが、執筆は世界中のボランティアが取り組んでいます。

誰でも編集ができるからこそ、膨大な情報がウィキペディア(Wikipedia)に集まりますが、情報の正確性と中立性を保つために、厳しい編集方針とガイドラインが設置されています。

ウィキペディア(Wikipedia)が誰でも編集可能としているのは、多くの情報を得て、信頼性の高い情報を提供するためだと考えられるでしょう。

ウィキペディア(Wikipedia)の情報の危険性

ウィキペディア(Wikipedia)は誰でも記事を編集できるからこそ、多くの情報を得られる反面、情報に対して危険性も含まれています。

誰でも記事を編集できますが、専門家の確認がないため、必ず正確な情報が記載されているとは限りません。

ユーザー同士で情報を確認し、誤情報を防止するために出典の明記を推奨するなど、ウィキペディア(Wikipedia)側としても対策をとっています。

それでも誰でも情報を追加したり修正したりできるため、悪意のある編集や誤情報が含まれることがあります。

こうした状況から、ウィキペディア(Wikipedia)には情報の危険性も多く含まれています。

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不正確な情報が掲載されていることもあるため、利用者には出典とあわせて確認することが求められています。

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ウィキペディア(Wikipedia)は誰が編集したかバレる?

ウィキペディア(Wikipedia)は誰が編集したかバレる?

ウィキペディア(Wikipedia)は誰が編集したか、ログインの有無に関係なくバレる仕組みになっています。

ウィキペディア(Wikipedia)では編集履歴が保存され、誰がどのような変更をしたかが記録されるからです。

この仕組みのおかげで、発信者情報開示請求で特定できる可能性が高くなっています。

ログインしなくてもIPアドレスは残る

ウィキペディア(Wikipedia)に登録(ログイン)せずに編集をしても、IPアドレスが公開される上、履歴やログに記録されます。

ウィキペディア(Wikipedia)に登録すればユーザー名が表示されるようになりますが、未登録でログインせずに編集をすればIPアドレスが公開されて編集記録が残ります。

ウィキペディア(Wikipedia)で完全匿名での編集は、IPアドレスが公開される時点でバレるため、できないといっていいでしょう。

また、公開されたIPアドレスを通じて過去の編集履歴も追跡できます。

過去に楽天証券の社員が、ウィキペディア(Wikipedia)において同社にとって不利益な情報を削除したことがありました。楽天証券のIPアドレスを経由して削除されたことが判明し、社内調査を実施し判明したものです。

IPアドレス公開の仕組みによって、悪意ある編集や書き込みがあればIPアドレスの登録者を特定できる可能性が高いのがわかります。

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ウィキペディア(Wikipedia)はログインしていないユーザーに対し、IPアドレスが公開されるリスクについて警告を出しており、アカウント作成し、ログイン後の編集を勧めています。

発信者情報開示請求で特定できる

ウィキペディア(Wikipedia)で誹謗中傷のような悪意ある内容が投稿された場合、発信者情報の開示請求ができます。この手続きによって投稿者を特定し、損害賠償請求ができるようになります。

発信者情報開示請求の手続きは次のとおりです。

発信者開示請求の手続き
  1. 弁護士へ依頼
    発信者情報開示請求は手続きが複雑であるため、専門の弁護士へ依頼
  2. 発信者情報の特定
    投稿者のIPアドレスその他の情報から、ウィキペディア(Wikipedia)の運営者へ情報開示を請求する。
  3. 開示請求の結果を知る
    開示請求が認められれば投稿者の情報を知ることができるため、法的措置を講じられるようになる。

発信者情報開示には1つ注意点があります。それは発信者情報開示請求には時間がかかることです。

数ヶ月から約1年もの期間が必要になるかもしれないため、長い期間、相手の特定まで結果を待ち続けることになる可能性があります。

ウィキペディア(Wikipedia)が風評被害になりやすい背景

ウィキペディア(Wikipedia)が風評被害になりやすい背景

ウィキペディア(Wikipedia)は認知度が非常に高く、ユーザー数が非常に多いことが風評被害になりやすい背景としてあります。

さまざまなユーザーが訪れ、誰でも編集できるオープンな使い方ができるのはウィキペディア(Wikipedia)の魅力です。

しかし、情報を調べたい人だけでなく「荒らし」のように悪意をもって利用する人もいるために、誤った情報が広がり風評被害につながりやすくなっています。

認知度が高く雑学として調べる人も多い

ウィキペディア(Wikipedia)は多くの人々にとって非常に便利な情報源となっています。

多くの情報を一度に得られるため、ユーザー本人が勉強などで調べる必要に迫られている状況だけでなく、趣味などの雑学として調べる人もいます。

ウィキペディア(Wikipedia)をさまざまな理由で利用するユーザーが多くいますが、掲載されている情報の信憑性は必ずしも保証されていません。

質の不安定な情報、内容によってはデマを不特定多数のユーザーが閲覧するということです。

しかもウィキペディア(Wikipedia)は、何かのキーワードを検索をしたときに上位表示、つまりすぐにサイトが表示されているのを見たことのある方が多いのではないでしょうか。

検索すればすぐに表示された情報を見るため、意図せず雑学などで調べただけのユーザーに、デマが本当の情報のように伝わることがあります。

これらの状況から、特定の人物や団体に対して深刻な風評被害が広がりやすい環境ができていると考えていいでしょう。

ウィキペディア(Wikipedia)は荒らしが多い

ウィキペディア(Wikipedia)における荒らしは、百科事典の品質を故意に低下させるような編集であると定義されています。

荒らしにもさまざまな種類がありますが、特に次のような行為が目立ちます。

ウィキペディア(Wikipedia)で特に目立つ荒らし行為
  • 不当な白紙化
    記事からすべての、あるいはまとまった部分の記述を理由もなく除去したり、ページ全体を無意味な内容に置き換えること。
  • スパム投稿
    宣伝や無関係なリンクを含む投稿を行うこと。
  • 落書き
    情報を無作為に、読解困難な文字で置き換えたり、追加したりすること。
  • 悪ふざけ
    冗談で記事を作成したり、既存の記事をもっともらしく読めるように書き換えること。

他にもまだ数多くの荒らし行為があるため、この記事で紹介したものは一部にしかすぎません。

ウィキペディア(Wikipedia)の情報を荒らしによって編集されると、情報の正確性に悪影響を与え、デマが真実のように伝わります。

例えば、芸能スキャンダルなど、すぐに編集で荒らされている情報を見たことのある方も多いのではないでしょうか。

誰でも編集ができてしまう

ウィキペディア(Wikipedia)は誰でも編集ができるため、多方面から多くの情報が集まりやすい反面、情報の質が不安定になる傾向があります。

専門知識を持たないユーザーが情報を追加することがあるため、ウィキペディア(Wikipedia)は出典の明記を求めています。

しかしすべての情報に明記できる出典があるとはいえず、知った情報を編集してしまうユーザーの存在の可能性を否定できません。

情報の質が不安定であるため、誤解やデマを生み、情報の混乱の原因につながります。

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情報の信憑性については、出典をユーザー自身で確認し判断する力が求められます。

ウィキペディア(Wikipedia)で起こる風評被害

ウィキペディア(Wikipedia)で起こる風評被害

ウィキペディア(Wikipedia)で起こる風評被害について解説します。

これから紹介する風評被害は、今やインターネット上で実際に発生しているものばかりです。

多くのユーザーが利用し、情報の参考に使われやすいウィキペディア(Wikipedia)でも、こうした風評被害が起きています。

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デマの拡散による事実誤認

ウィキペディア(Wikipedia)に編集されたデマによって事実誤認が発生し、風評被害が引き起こされています。

嘘の情報であるデマは、特にインターネット上では急速に拡散する傾向があります。

誰でも編集ができるため、特に、特定の個人や団体に関する情報が不正確、個人的主観で書かれたものが誤情報の要因となることがあります。

ウィキペディア(Wikipedia)は多くのユーザーが利用しており、情報の信憑性が確認されないまま編集された情報に触れやすくなっていることも要因の1つです。

誤情報が広がると、特定の個人や団体に対する不当な評価や風評被害が生じることがあります。

個人情報の晒し

ウィキペディア(Wikipedia)に個人情報が無断で掲載されることがあります。

芸能人のような著名人の住所や電話番号といった、プライバシーに関わる情報が公開されることがありますが、本人や家族にとっては大きなリスクです。

ウィキペディア(Wikipedia)の場合、IPアドレスや履歴が残るとはいえ、編集が匿名で行われている状態です。

編集者本人の特定に時間を要するため、対策を取らなければ個人情報が晒され続ける可能性も考えられるでしょう。

裁判所を通し、編集者の特定をすることになればさらに時間がかかります。

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プライバシーに関わる編集についてはウィキペディア(Wikipedia)も敏感になっています。のちほど対策について解説します。

誹謗中傷による荒らし

ウィキペディア(Wikipedia)に掲載された情報は、たとえ間違っていても信じられやすいほどの強い影響力を持っています。

なぜなら検索をしたときにすぐに現れ、多くの情報が集まっているウィキペディア(Wikipedia)を、情報収集のときに頼りにしているユーザーが多いからです。

ウィキペディア(Wikipedia)は誰でも編集ができると知っていても、出典まで調べるユーザーはどれだけいるでしょうか。

誹謗中傷による荒らし行為で風評被害を受けることは、特に著名人や企業にとって深刻な問題です。ウィキペディア(Wikipedia)に掲載された否定的な情報によって、イメージやブランドに深刻なダメージを受ける可能性があります。

なにより誹謗中傷は、個人や団体の社会的評価を著しく低下させ、本人や関係者に大きな精神的ダメージを与える行為です。

ウィキペディア(Wikipedia)が荒らされた事例

ウィキペディア(Wikipedia)が荒らされた事例

ウィキペディア(Wikipedia)が荒らされた事例について、有名人を中心に紹介します。

誰でも編集できるというオープンな体制が、さまざまな荒らし行為のきっかけとなっていることが伝わるでしょう。

以下、ご紹介する事例に関して、
当社は、関係性もとい、ご紹介している事例におけるいかなる関与もしておりません。以下の内容について一切の責任を負いません。内容に関するご質問やご対応はできかねますので、あらかじめご了承ください。

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ウィキペディア(Wikipedia)荒らし事例①平野綾さん

人気アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」に出演していた声優の平野綾さんについてです。

「涼宮ハルヒの憂鬱」のウィキペディア(Wikipedia)ページにある平野綾さんの情報が何度も不適切に編集され、荒らしによって経歴や出演作品が改ざんされました。

こうした荒らしは、特定のファンやアンチによるものと考えられます。

しかし荒らしの過激な内容が広く報道され、ウィキペディア(Wikipedia)の編集方針に対する疑問が起きたきっかけでもありました。

引用:JCASTニュース

ウィキペディア(Wikipedia)荒らし事例②東出昌大さん

東出昌大さんの不倫報道の際、ウィキペディア(Wikipedia)ページに荒らしが発生しました。

氏名や経歴、出演作品などが不適切に編集され続け、内容が不倫を面白がっているようにもとれる言葉が並びました。

東出昌大さんだけでなく、周りの方の情報も不適切な編集がされていたため、1人のページで複数の方が被害に遭った事例といえます。

不倫はよくないことですが、本人や周りの方の情報を荒らしていくのは名誉毀損に当たるのではないでしょうか。

引用:公式アタック35

ウィキペディア(Wikipedia)荒らし事例③岸田文雄元首相

岸田文雄元首相が、首相として在任中のときにウィキペディア(Wikipedia)ページが荒らし行為を受けました。

プロフィールがまったく関係のない内容になっていたり、写真の上にキャラクターの画像を重ねられたり、意味不明な内容に編集されていました。

こうした荒らし行為を受けるのは芸能人だけではなく政治家、ましてや当時首相として在任されていた人物です。

有名であればあるほど、こうした荒らしの標的にされやすいことが考えられます。

引用:弁護士ドットコムニュース
引用:livedoornews

ウィキペディア(Wikipedia)の記事の削除方法

ウィキペディア(Wikipedia)の記事の削除方法

ウィキペディア(Wikipedia)での記事削除は、特定の手順に従って行われます。基本的に記事の削除はユーザーの合意に基づくものであり、個人が一方的に削除することはできません。

ウィキペディア(Wikipedia)が定めている削除方針によって、記事に書かれた本人が削除依頼してもできないことがあります。

また、ウィキペディア(Wikipedia)には削除方針と即時削除方針があり、どちらが対象となるかで手続きが変わります。

ウィキペディア(Wikipedia)の削除方針から方法まで確認しましょう。

ウィキペディア(Wikipedia)の削除方針

ウィキペディア(Wikipedia)には削除方針が定められています。

記事を削除する権限は、管理者と削除者のみに与えていることが、削除方針に明記されています。

ウィキペディア(Wikipedia)の記事の削除を依頼する場合、まず『削除依頼』を提出してからです。

削除依頼が受けとられたら、ウィキペディア(Wikipedia)の不特定のユーザーが対処方法について審議し、合意を得られてから削除などの処置を実施するのが流れです。

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削除するか否かの審議の時間が入るため、削除依頼を出してすぐ情報が消えるわけではありません。

ウィキペディア(Wikipedia)即時削除方針

ウィキペディア(Wikipedia)には即時削除方針もあり、即時削除の対象となるルールのことを指します。

即時削除が適用されるのは、明らかにウィキペディア(Wikipedia)の方針に反する場合に適用されます。

即時削除の対象となるページ
  • 意味のない記事
    読めない文字で書かれている、投稿テストと判断できるもの
  • 荒らしに分類される記事
    著作権侵害、プライバシー侵害、名誉毀損などのおそれがある記述が含まれているもの
  • 明らかに宣伝や広告が目的の記事
    露骨に特定の商品やサービスについて書かれた百科事典にふさわしくない宣伝や広告と判断できるもの

即時削除の審議が通れば、通常削除よりも早く削除手続きが実行されます。

ただし先ほど紹介しました即時削除対象となる記事の一覧は、あくまで大きくまとめたものです。そのため詳細については、ウィキペディア(Wikipedia)で確認をお願いします。

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内容によっては通常削除依頼の対象になる可能性もあるため、よく確認しましょう。

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ウィキペディア(Wikipedia)で削除される記事とは

ウィキペディア(Wikipedia)で削除される記事の対象は細かく分類されています。

削除対象となるのは次のとおりです。

即時対象の対象となるかどうか微妙なもの

削除対象(法的問題がある場合)
著作権に関するもの・ウィキペディア(Wikipedia)外の著作物(書籍・ウェブサイト)からコピーしたもの、および、同一性が高いもの

・引用が著作権法の要件を満たしていないもの
プライバシーを侵害するもの住所・電話番号など個人情報が書かれている場合など
※役所の所在地のような公式のものは除く
他社の名誉等を傷つけ、結果的に
・名誉毀損罪
・侮辱罪
・信用毀損罪
などに問われる可能性のあるもの
他社の利益を侵害する可能性のあるもの・肖像権侵害
・商標権侵害など
・タレントの写真
・漫画のキャラクター
・地方自治体のシンボルマークなど
猥褻物・わいせつ物頒布の罪
・公然わいせつ罪に問われる可能性のあるもの
・児童ポルノとみなされる可能性のあるもの
コンピューターウイルス関連・不正指令電磁的記録に関する罪に問われる可能性のあるもの
・コンピューターウイルスの危険性があるプログラムやソースコードなどの情報、およびアクセス手段

ページ移動の障害になる場合

削除対象
リダイレクトの削除方針に合致するもの
ページ名が間違っているもの
不適切なページ名例文:「バカの〇〇(名前など)」
重複ページ
個人的なページ例文:個人の日記やプロフィールページのように利用したもの
独自の研究結果の発表
百科事典的な記事に成長する見込みのないもの※百科事典的な記事とは、中立的な観点をもっていること
百科事典に記載するほどの著名性・特筆性がない記事
広告またはスパム
完全に異質な記事
辞書的説明しかできそうにないようなもの

投稿者本人からの依頼がある場合

削除対象
他言語の記事※他言語版からのコピー・アンド・ペーストで作成されたままの記事は即時削除の対象
翻訳・日本語に問題のある記事
機会保因薬の濫用が疑われる記事

ウィキペディア(Wikipedia)の削除基準は、中立的な百科事典的な記事であるかどうかが主になっていると考えるといいでしょう。

削除依頼するときの参考にしてください。

ウィキペディア(Wikipedia)の削除依頼のやり方

ウィキペディア(Wikipedia)の削除依頼のやり方は、次の順番で行いましょう。

STEP

依頼対象記事より該当箇所を削除し編集
(※権利侵害を理由とする削除依頼をする場合、その権利侵害部分を除去編集する)

STEP

依頼対象記事に削除依頼テンプレートを貼付

STEP

削除依頼テンプレートのリンクより削除依頼サブページを開いて作成
 (※このページは削除依頼の実際の審議が行われる場所として使用される)

STEP

「Wikipedia:削除依頼」に掲載

削除にかかる時間について、即時削除はほとんど時間を置かずに削除されますが、削除依頼は審議に約1週間かかります。

ウィキペディア(Wikipedia)への削除依頼は審議する時間も含め、早めに提出しましょう。

自分の記事でさえ本人が削除できない場合もある

ウィキペディア(Wikipedia)では、自分で自分の記事を編集したり削除したりすることは、主観的な情報や自己宣伝を防ぐことにあるという考えから、自分のことが書かれた記事の削除ができません。

ウィキペディア(Wikipedia)で記事の削除を実行するには、不特定のユーザーによる審議、そして合意が必要です。

現に、女優の松井玲奈さんが、自身のウィキペディア(Wikipedia)にある記述の削除依頼するも拒否された事例があります。

内容は「雨女である」という記述について、削除しても再掲載が繰り返され、自分のウィキペディア(Wikipedia)記事を編集できないことが証明されたことになります。

誹謗中傷のような即時削除の対象となる内容ではなく、個人の要望だけでは削除対象とならないことが多いのが現状です。

ウィキペディア(Wikipedia)のページが削除されないときの対策

ウィキペディア(Wikipedia)のページが削除されないときの対策

ウィキペディア(Wikipedia)に削除依頼するも、対象にならず削除されなかった場合もあるでしょう。

記事が削除されないときの対策について紹介します。

弁護士に相談する

深刻な誹謗中傷が含まれているにもかかわらず、ウィキペディア(Wikipedia)に削除依頼を受けつけてもらえなかった場合は、弁護士に相談しましょう。

ウィキペディア(Wikipedia)での審議は不特定多数のユーザーによるものです。弁護士に相談すれば、法的な観点から削除請求するためのアドバイスを受け取れます。

必要に応じて法的措置の依頼もできますが、この場合は証拠を残しておくことが重要となります。

誹謗中傷に対して法的措置を検討する場合、情報をスクリーンショットを残すなどして証拠を保管しておきましょう。

風評被害対策の専門業者に依頼する

個人や団体に関する本来削除するべき情報が、すぐ人の目に触れないようにするためには、風評被害対策の専門業者への依頼がおすすめです。

ウィキペディア(Wikipedia)への削除依頼が受けつけられなかったということは、つまり削除したい情報がネット上に残ったままということになります。

ユーザーが検索をしたとき、情報が残ったままだと、誹謗中傷や誤情報を信じてしまう可能性があります。また、弁護士に依頼をしたとしてもすぐに手続きが終わり削除ができるものでもありません。

風評被害対策の専門業者に依頼すれば、検索をしたときにネガティブな情報が目につきにくいように対策できます。

検索されたときにネガティブな情報を抑え、ポジティブ情報がすぐにでるようになるのは、イメージ回復の手段として有効といえます。

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ウィキペディア(Wikipedia)の記事の削除のまとめ

ウィキペディア(Wikipedia)の記事の削除のまとめ

ウィキペディア(Wikipedia)の情報の信頼性に不安はありますが、出典を見るなどして、自分で正しい情報を得る行動をとればとても便利なサイトです。

ウィキペディア(Wikipedia)はあくまで誰もが編集できる百科事典であるため、中立的な観点を大切にしています。

しかし誰もが編集できるために悪意ある編集がされたり、自分のことであるのに削除が難しかったりと、弊害もでています。

ウィキペディア(Wikipedia)への削除依頼は複雑な仕組みとなっていますが、誤情報が当たり前のように検索でるのを避けるため、情報の削除は必要です。

弁護士や風評被害対策の専門家へ依頼する方法もあるため、自分にあったやり方で、自分の情報を信頼のできるものに修正しましょう。

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