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【1,000人調査】志望企業の評判・口コミ・検索結果が応募意欲に与える影響調査

【1,000人調査】志望企業の評判・口コミ・検索結果が応募意欲に与える影響調査

「志望企業の名前を検索したら、サジェストに『ブラック』と出てきた」——このとき、求職者の何割が応募をやめるのか。

株式会社アクシアカンパニーは、全国の男女1,000名を対象に「志望企業の評判・口コミ・検索結果が応募意欲に与える影響」に関する調査を実施しました。

結果として、口コミサイト・サジェスト・検索結果のいずれかで応募意欲に影響を受ける人は87.6%にのぼり、なかでもサジェスト汚染がもっとも「応募中止」を引き起こすことが明らかになりました。

【調査結果サマリー(n=1,000)】

  • 悪い口コミを多く見かけると、82.0%が応募意欲に影響を受ける
  • 社名検索のサジェストに「やばい」「ブラック」が並ぶと、85.1%が影響を受け、40.1%が「応募するのをやめる」
  • 検索結果の上位に悪い口コミ・不祥事の記事があると、85.0%が影響を受ける
  • 3つの接点のいずれかで影響を受ける人は87.6%。3つすべてで「応募をやめる」と答えた人も21.1%
  • 応募をためらう口コミ、1位は「人間関係が悪い・社内の雰囲気が悪い」(68.3%)

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調査概要

調査名志望企業の評判・口コミ・検索結果が応募意欲に与える影響調査
調査主体株式会社アクシアカンパニー
調査期間2026年5月1日〜2026年6月1日
調査方法インターネットリサーチ
調査対象全国の男女1,000名
回答者属性性別:男性69.7%/女性30.3%
年代:19歳以下0.3%/20代5.2%/30代14.0%/40代22.4%/50代23.7%/60代22.0%/70歳以上12.4%
注記構成比は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

悪い口コミを多く見かけると、82.0%が応募意欲に影響を受ける

悪い口コミを多く見かけると、82.0%が応募意欲に影響を受ける

はじめに、志望企業の口コミサイトで悪い口コミ(例:残業が多い・離職率が高い など)を多く見かけた場合、応募する気持ちにどのような影響があるかを聞きました。

回答割合件数
応募するのをやめる28.0%280
応募を控える可能性がある28.7%287
少し応募を迷う25.3%253
まったく影響はない18.0%180
n=1,000

「応募するのをやめる」「応募を控える可能性がある」「少し応募を迷う」を合計すると82.0%

実際に応募を失う可能性が高い「やめる+控える可能性がある」だけでも56.7%にのぼります。

逆に「まったく影響はない」と答えた人は18.0%にとどまりました。

回答理由(自由回答・一部抜粋)

応募するのをやめる
  • 入社して後悔するのは遅いから。いい会社なら、逆に口コミとかの書き込み自体がかなり少ないと思う。(51歳・男性)
  • 口コミと実態が一致する企業に転職した黒歴史があるから。(56歳・男性)
  • 悪意を持った書き込みなのかは判断できませんが、内容が本当だったら入社しても苦労するだけだと思うからです。(43歳・男性)
応募を控える可能性がある
  • 企業からの情報だけでは知り得ない情報だと思うから。(63歳・女性)
  • 口コミは基本的に全面的に信頼することはないが、全く根拠のない悪い口コミが投稿されることは少ないと思うので、どうしたらよいか迷ってしまうから。(61歳・男性)
  • 悪評が多いなら応募する理由がありません。(38歳・男性)
少し応募を迷う
  • 悪いと口コミで信用できないので自分で調べる。(45歳・男性)
  • あまりにも同じようなマイナスな意見があれば、面接前にそれを質問する。(34歳・男性)
  • ブラック企業かも知れないと思い、詳しく調べると思います。(59歳・男性)
まったく影響はない
  • しょせん口コミは、自分の目で確認した事実とは異なるから。(69歳・男性)
  • 口コミは真実性に欠けるし、ウソが多いと思っている。(72歳・男性)
  • 自分で判断する。でも、参考にはする。(60歳・女性)
アクシアWEBマーケティングラボ

注目すべきは「少し応募を迷う」層の理由です。

「自分で調べる」「面接前に質問する」という声が多く、口コミを見た求職者はそこで判断を終えず、次に社名を検索するという行動に移ります。

つまり口コミサイトは終着点ではなく、検索への入口として機能しています。

応募をためらう口コミ、1位は「人間関係の悪さ」68.3%

応募をためらう口コミ、1位は「人間関係の悪さ」68.3%

次に、口コミで応募意欲に影響を受けると答えた820名に、どのような口コミがあると応募をためらうかを聞きました(複数回答)。

順位口コミの内容割合件数
1人間関係が悪い・社内の雰囲気が悪い68.3%560
2パワハラ・セクハラなどハラスメントがある67.1%550
3長時間労働・残業が多い59.0%484
4離職率が高い55.5%455
5給与・待遇(年収・ボーナスなど)への不満がある42.4%348
6仕事内容と実態にギャップがある40.6%333
7経営状況や将来性に不安がある37.4%307
8企業の不祥事・炎上に関する情報32.3%265
9評価制度・昇進に不満がある18.8%154
10その他1.2%10
※n=820(口コミで応募意欲に影響を受けると回答した人)/複数回答

上位2項目は「人間関係が悪い・社内の雰囲気が悪い」(68.3%)と「パワハラ・セクハラなどハラスメントがある」(67.1%)。

いずれも求人票では検証できない情報です。

給与・待遇(42.4%)や評価制度(18.8%)といった条件面の不満より、職場の人的環境に関する口コミのほうが応募を止める力が強いという結果になりました。

具体的にためらう口コミの内容(自由回答・一部抜粋)

  • 求人に出ている内容と実際の内容が大幅に違っているとき。(64歳・男性)
  • 人間関係が悪い。仕事以外のことで悩みたくない。(60歳・女性)
  • ハラスメント関係の口コミ。募集している仕事の内容と実際の仕事の内容が異なる。(61歳・男性)
  • 拘束時間が長い、若い人が活躍中、未経験者を募集していない。(70歳・男性)
  • 人間関係が一番大切なので、そこに不安があるとためらう。(50歳・女性)

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サジェストに「やばい」「ブラック」──40.1%が即座に応募を取りやめ

サジェストに「やばい」「ブラック」──40.1%が即座に応募を取りやめ

続いて、志望企業名を検索するときに「やばい」「ブラック」などの言葉が一緒に表示された場合(いわゆるサジェスト汚染)の影響を全1,000名に聞きました。

回答割合件数
応募するのをやめる40.1%401
応募を控える可能性がある27.1%271
少し応募を迷う17.9%179
まったく影響はない14.9%149
n=1,000

影響を受ける人は合計85.1%。特筆すべきは「応募するのをやめる」が40.1%と、口コミサイトの28.0%を12.1ポイント上回った点です。

サジェストは「読む前に判断される情報」であり、口コミ本文を1件も読まないまま応募が消える構造がここにあります。

ネガティブサジェストの非表示対策方法とは?仕組み・やり方・ペナルティまで解説

回答理由(自由回答・一部抜粋)

応募するのをやめる
  • 口コミ数次第だが、ブラックはなかなか治らない。(70歳・女性)
  • そういうことをされる原因があるのだと思う。(68歳・男性)
  • しんどい仕事をしたいとは思わない。ホワイトな企業で働きたいから。(34歳・女性)
応募を控える可能性がある/少し応募を迷う
  • 世間の評判は、ある意味、企業の実態を示していると思うから。(67歳・男性)
  • 多くの会社の口コミでは出てこないから。(29歳・女性)
  • 良くない評判だけど、個人の感想なので信じすぎないようにはする。(52歳・女性)
まったく影響はない
  • 検索キーワードは事実とは異なるから。(33歳・女性)
  • その単語だけでは企業の内情はわからないからです。(48歳・女性)

「多くの会社の口コミでは出てこないから」(29歳・女性)という声は、サジェストの本質を突いています。

ネガティブなサジェストが「出ていること自体が異常のシグナル」として受け取られており、内容の真偽が検証される前に企業評価が確定してしまうのです。

検索結果の上位にネガティブ記事があると、85.0%が影響を受ける

検索結果の上位にネガティブ記事があると、85.0%が影響を受ける

志望企業名を検索したときに、検索結果の上のほうに悪い口コミや不祥事の記事が表示されていた場合についても聞きました。

回答割合件数
応募するのをやめる34.3%343
応募を控える可能性がある31.9%319
少し応募を迷う18.8%188
まったく影響はない15.0%150

影響を受ける人は85.0%、「やめる+控える可能性がある」で66.2%

口コミサイトの56.7%と比べて9.5ポイント高い結果です。

回答理由(自由回答・一部抜粋)

  • そういう体質はなかなか変わらないから。(51歳・男性)/応募するのをやめる
  • 不祥事が起こってるところに、わざわざ応募しなきゃいけない理由などないと思う。(39歳・女性)/応募するのをやめる
  • 口コミは信用しませんが、不祥事は気になります。(67歳・男性)/応募を控える可能性がある
  • なぜそのような検索結果になったのかを知りたいから。(53歳・男性)/応募を控える可能性がある
  • その後改善されているのかどうかが気になるので。(62歳・男性)/少し応募を迷う
  • ネットの口コミは最近、誤情報も多いから。(49歳・男性)/まったく影響はない

「口コミは信用しませんが、不祥事は気になります」(67歳・男性)という回答は、情報の”置かれ方”が信頼度を決めていることを示しています。

同じ内容でも、口コミサイトの中にあるか、検索結果の上位に記事として出ているかで、受け取られ方がまったく変わります。

3つの接点を横断すると──87.6%が影響、21.1%は「全部でやめる」

本調査の最大の発見は、3つの設問を回答者単位で突き合わせたときに現れます。

口コミ・サジェスト・検索結果のいずれか1つ以上で応募意欲に影響を受ける87.6% / 876名
3つすべてで「応募するのをやめる」と回答21.1% / 211名
3つすべてで「まったく影響はない」と回答12.4% / 124名

つまり、ネット上の評判をまったく気にしない求職者は12.4%しかいません。残る87.6%は、どこかの接点で必ず反応します。

さらに重要なのが、口コミサイトでは「まったく影響はない」と答えた180名のうち、50名(27.8%)がサジェストでは応募意欲に影響を受け、同じく50名が検索結果では影響を受けているという点です。

「口コミ耐性のある層」でさえ、検索面のネガティブ表示には反応します。口コミサイト対策だけでは、この層を取りこぼすことになります。

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年代別クロス集計:影響を受ける人の割合

年代n口コミサイトサジェスト検索結果
20代以下5576.4%74.5%76.4%
30代14074.3%82.9%82.1%
40代22479.5%81.7%83.0%
50代23781.0%83.5%83.1%
60代22088.2%90.0%89.1%
70歳以上12488.7%92.7%91.9%

※「まったく影響はない」以外を回答した人の割合。20代以下はサンプル数が少ないため参考値。

全体としては年代が上がるほど影響を受ける人の割合が高くなる傾向が見られました。

一方で、20代以下は反応が二極化しています。「まったく影響はない」が23.6%と全年代で最も高いにもかかわらず、サジェストで「応募するのをやめる」は40.0%。

気にしない層と、即断で離脱する層に分かれるのが若年層の特徴です。

男女別では、女性のほうが一貫して影響を受けやすい結果でした(サジェストで「応募するのをやめる」:女性44.6%/男性38.2%)。

考察:応募を止めているのは「口コミサイト」ではなく「検索面」

3つの接点を「応募するのをやめる」率で並べると、優先順位がはっきりします。

接点応募するのをやめるやめる+控える可能性影響あり計
① サジェスト汚染40.1%67.2%85.1%
② 検索結果上位のネガティブ記事34.3%66.2%85.0%
③ 口コミサイトの悪い口コミ28.0%56.7%82.0%

「影響あり計」ではどれも82〜85%と横並びですが、「応募するのをやめる」という最終的な離脱では12.1ポイントの差が生まれています。

多くの企業が口コミサイトの投稿内容に神経を使う一方で、実際にもっとも応募を失わせているのは、企業が直接コントロールできないと思い込んでいる検索面だったということです。

この差が生まれる理由は、自由回答から読み取れます。口コミサイトの悪い口コミに対しては「自分で調べる」「面接前に質問する」といった検証行動が働きます。

しかしサジェストは、社名を入力した瞬間に、検証の機会を与えずに提示される

「多くの会社の口コミでは出てこないから」という声のとおり、出ていること自体が判断材料になってしまうのです。

生成AI時代に、この構造はさらに加速する

本調査は検索エンジンを前提にしていますが、求職者の情報収集はすでにChatGPTやGeminiなどの生成AIへ広がっています。

生成AIは検索上位のコンテンツを優先的に参照して回答を生成するため、検索結果の上位にネガティブ記事が並ぶ状態は、そのままAIの回答内容に転写されます

しかも生成AIの回答には、サジェストや検索結果以上に厄介な性質があります。ソースが1つに要約され、反論の余地なく「その企業の評価」として提示される点です。

「〇〇株式会社はどんな会社ですか?」という質問に、AIが過去の不祥事から書き起こした要約を返せば、求職者はリンクを1つも開かずに判断を終えます。

本調査の40.1%という数字は、AI検索においてはさらに大きくなる可能性があります。

まとめ

  • ネット上の評判をまったく気にしない求職者は12.4%のみ。87.6%は何らかの接点で応募意欲が動く
  • もっとも応募中止を引き起こすのはサジェスト汚染(40.1%)。口コミサイト(28.0%)を12.1ポイント上回る
  • 応募をためらう口コミの上位は「人間関係の悪さ」「ハラスメント」。条件面より人的環境の情報が強く効く
  • 口コミサイトに影響されない層でも、約28%が検索面のネガティブ表示には反応する
  • 採用広報の投資対効果を考えるなら、求人票や採用サイトの改善と同等以上に、社名検索時に何が表示されるかの管理が必要

求職者は、応募ボタンを押す前に必ず社名を検索します。

その瞬間に何が表示されるかは、どれだけ採用サイトを作り込んでも上書きできません。

採用活動の成否は、応募フォームの手前で決まっている——本調査は、その事実を数字で示しています。

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<記事等でのご利用にあたって>
引用元が「株式会社アクシアカンパニーによる調査」である旨の記載
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