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匿名掲示板の悪口の対処法!名誉毀損で訴える時の開示請求と風評被害対策

匿名掲示板の悪口の対処法!名誉毀損で訴える時の開示請求と風評被害対策

匿名掲示板は、インターネットが普及し始めたころから、気軽に情報交換や投稿ができる場として長く親しまれています。

ただ一方で、その匿名性の高さから悪口や誹謗中傷が後を絶たず、人権侵害、脅迫、プライバシーの侵害などを受ける被害者が多いことも事実です。

匿名だから多少の無責任な発言も許されるという時代は終わりつつあり、現在では開示請求によって投稿者を特定し、損害賠償や刑事責任を問うことも可能となっています。

本記事では、匿名掲示板で悪口を書く人の心理、被害の実態、適切な相談先や対処方法まで詳しく解説します。

訴訟や発信者情報開示請求の流れも分かりやすく解説するので、参考にしてください。

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コンテンツ目次

匿名掲示板とは?

匿名掲示板とは?

匿名掲示板とは、ユーザーが身元を明かさずに、匿名で書き込みができるインターネット上の掲示板です。

ニックネームやハンドルネームを使って書き込みができるため、誰でも気軽に書き込めるのが特徴です。

SNSも実名公開をしなければ、匿名で投稿できるプラットフォームですが、掲示板ではアカウントという概念がないため、SNSよりも投稿のまでの敷居が低くなっています。

日本では、1999年に始まった2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)を皮切りに、さまざまな匿名掲示板が誕生しています。

注目の話題の雑談や、情報交換の場として利用されることが多いですが、一方で悪口を書く場としても定着しているのが現状です。

悪口は、現在では誹謗中傷と判断されることで法的な対処が行われることもあり、大きな問題となっています。

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匿名掲示板は、SNS全盛期ともいえる令和の時代においても、一定の利用者が存在し長く利用されているプラットフォームです。

匿名掲示板で悪口を書く人の心理

匿名掲示板で悪口を書く人の心理

匿名掲示板では、その匿名性の高さにあやかって悪口を書く人が多いです。

日常では言葉にできないことを何でも言える場、これは生きにくい現代社会の一つの逃げ場にもなっています。

匿名掲示板の無法地帯とも言えるこの状況は、悪口を書いた本人がそれを悪いことだと認識していないことさえあります。

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ここでは、そんな悪口を書く人の心理を深掘りしていきます。

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匿名だから大丈夫

匿名掲示板には、自分の正体がバレないという安心感があり、これが普段言えないような過激な発言を助長しています

「自分には関係ないから大丈夫」「バレないから大丈夫」という予防線は、人を狂わせるだけの魅力が十分にあります。

普段は温厚で穏やかな人でも、ネット上では平気で悪口や誹謗中傷を書くという人も少なくありません。

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このような匿名性がもたらす安心感は、いつしか歯止めが効かなくなり、他者の人権を侵害するような発言の温床となっているのです。

ストレスのはけ口

日常生活でたまったストレスを、匿名掲示板で発散しているというケースもあります。

職場、家庭、学校、友達と何かの組織に属していると、そこでの人間関係のいざこざによって不満はたまるものです。

そうした不満を解消する方法の一つとして、無意識に匿名掲示板を選んでいる人もいるでしょう。

人間は、他者を攻撃したり見下すことで、簡単に快楽を得られてしまう弱い生き物です。

匿名掲示板は、自分に降りかかるリスクも低く手軽に書き込めることから、ストレス発散でつい悪口や誹謗中傷につながる攻撃的な発言をする人がいます

恨みや妬み

匿名掲示板の悪口の中には、個人的な恨みや嫉妬が含まれることがあります。

例えば、職場で上司に好かれ評価の高い人や、学校で人気があってモテている人に対して、自分を比べることで劣等感を抱くことがあります。

この劣等感の気持ちが高まっていくと、やがて相手の存在が許せなくなってしまうのです。

そうなると、悪口や悪い噂を流して相手を貶めようという発想につながり、そこで匿名掲示板が利用されます

相手ばかりがいい思いをして、自分は何も報われていないという前提があるため、その被害妄想を振りかざして攻撃的になるのも特徴です。

心理的不安の解消

精神的な不安や孤独を紛らわす場として、匿名掲示板を利用するケースもあります。

「自分は必要とされていない」「誰にも評価されない」といった気持ちを抱えていると、他人を攻撃することで相対的に自分の存在価値を高めようとする心理が働きます。

匿名掲示板は、気軽に誰でも書き込める場であり、また誰もがそれを見ることが出来る場です

他者に悪口を言って自分が優位に立っている、その様子を不特定多数の人に見られるという感覚は、心理的不安を解消するには十分な要素となっています。

アンチ活動の場

特定の著名人や企業に対して反感を持つ「アンチ」が、その反対活動の一環として匿名掲示板を利用することは多いです。

アンチは過去の炎上を何度も執拗に掘り起こしたり、事実無根のデマを流したり、相手の嫌がらせを行います

過激なアンチは、脅迫や営業妨害につながるような書き込みをすることもあるので、注意しなければいけません。

アンチは価値観の対立から自分たちを正当化し、集団になってアンチ活動を行うこともあります。

人間は集団の心理が働くと、罪の意識が薄くなるため、過激さがエスカレートする原因となります。

悪口や誹謗中傷を書かれやすい匿名掲示板一覧

悪口や誹謗中傷を書かれやすい匿名掲示板一覧

匿名掲示板は自由な発言ができる場です、悪口や誹謗中傷が書かれやすい場でもあります。

大きな掲示板では、この悪口も多くの人が閲覧するため、悪い影響が広がるため注意が必要です。

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ここでは、悪口や誹謗中傷が書き込まれやすく、影響力の大きい人気の匿名掲示板を紹介します。

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5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)

5ちゃんねるは、1999年に「2ちゃんねる」として始まった日本最大級の匿名掲示板です。

膨大なジャンルとスレッド数で、政治・芸能・趣味・学問などありとあらゆる話題が自由に語られています。

この自由度の高さが悪口や誹謗中傷の温床となっており、5ちゃんねるでは、個人情報を晒したり、デマを流したり、誹謗中傷の書き込みが日常的に行われています。

これらの悪質な投稿によって傷ついた被害者が、投稿の削除請求や訴訟を起こすということも少なくありません。

5ちゃんねる(旧2ch)での誹謗中傷についてはこちらの記事で詳しく解説されています。

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利用者が多い分、悪質投稿も多くの人に閲覧されるため、大きな風評被害につながる可能性があります。

雑談たぬき

雑談たぬきは、Youtuber、Tiktoker、ツイキャスなどの配信者を中心とした話題が多く書き込まれる匿名掲示板です。

元はヴィジュアル系バンドの話題を扱う「V系初代たぬき」という掲示板があり、その派生で生まれた匿名掲示板となっています。

雑談たぬきは、ファンの交流の場として利用されている一方で、誹謗中傷や個人情報を暴露するような投稿も多く見られます

人気配信者が炎上すると、事実無根の噂やデマが多く書き込まれて、この投稿がSNSにまで広く共有されることもあります。

芸能人と違い、配信者は個人活動している人が多く、法的な対処の知識に疎いので、悪口を書いても訴えられないから大丈夫という心理も働きやすくなっています。

雑談たぬきでの誹謗中傷については、こちらの記事で詳しく解説されています。

爆サイ.com

爆サイ.comは、地域ごとの情報交換を目的とした匿名掲示板です。

しかし実際には、ナイトワーク(風俗店やキャバクラなど)で働く人やお店に対す話題が、書き込まれる匿名掲示板として有名になっています。

夜のお店は、実際に行ってみないとその内情を知ることが難しいため、情報交換の場として需要があります。

ただその一方で、個人に対する誹謗中傷やプライバシーの侵害にあたる投稿が多いのも事実です。

また爆サイ.comで悪質投稿が多い理由には、業界ならではの理由があります。

それは、利用者が高い料金を払っているということです。

高額な料金に対してサービスが見合ってないと、どうしても不満や文句が出やすく、その腹いせに悪口や誹謗中傷を書き込むことが多くなっています。

爆サイ.comでの誹謗中傷については、こちらの記事で詳しく解説されています。

転職サイト

転職サイトは一見、匿名掲示板のようには見えませんが、それに似たような構造を持っています。

それは多くの転職サイトで、働いたことのある人がその企業の口コミを書き込むことができるからです。

口コミ投稿にはアカウント登録が必要になるサイトもありますが、アカウントに実名が表示されるわけではなく、匿名性を保った口コミ投稿が可能になります。

そして、転職サイトの口コミには、企業や働く個人に対しての誹謗中傷が書き込まれることもあります

これらの多くは、退職者がその企業に対して恨みや仕返しの意味で、悪質な投稿をしているケースが多いです。

参考までに、口コミ投稿で悪口を書かれる可能性のある転職サイトをまとめておきます。

転職会議エンゲージ 会社の評判
Open Work就活会議
Indeed(インディード)

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匿名掲示板の悪口が引き起こす悪影響

匿名掲示板の悪口が引き起こす悪影響

匿名掲示板で悪口を書かれると、その掲示板ではネガティブなイメージが植え付けられます。

ただこのネガティブイメージは、その匿名掲示板サイトだけに留まらないことが多く、注意しなければいけません。

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ここでは、悪口の書き込みから始まる、書き込まれた人への様々な悪影響について解説します。

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事実無根のデマで信頼を失う

匿名掲示板の悪口の中には、相手を攻撃するものもあれば、嫌がらせのようなものもあります。

その嫌がらせの、代表的なものがデマです。

デマは、本人とは事実無根の誤った情報で、それを見た人が誤解する危険性があります

たとえ誤解しなかったとしても、疑心暗鬼になって、少し疑いの目で見るようになる可能性はあります。

個人や企業が、デマによって疑いの目を掛けられることは、顧客との信頼を失う死活問題です。

このような風評被害は発見が難しく、売り上げの低下で初めて明らかになることもあります。

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たかが悪口と思って放置していると、経営悪化を招く大きな被害となるため気を付けましょう。

精神的苦痛に悩まされる

匿名掲示板の悪口には、普段日常会話では聞くことのない暴言や誹謗中傷が飛び交っています。

これらの言葉による力は、本人が思っている以上に大きく、じわじわと精神的苦痛がのしかかってきます

誰かに相談して気を紛らわすことができればいいのですが、自分一人で抱えてしまうと、いつか限界が来て精神崩壊する危険性があるでしょう。

ネット上の悪口は、一度拡散されると完全に消去することは難しく、そのことが被害者を余計に苦しめる原因にもなっています。

人は言葉によって救われることもあれば、反対に命を落としてしまうこともあるのです。

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匿名だからといって、何を言っても許されるわけではなく、自分の発言に責任を持つことが強く求められます。

掲示板の悪口が通常の検索結果にも出てくる

匿名掲示板の悪口は、その掲示板に訪れた人だけが見ているわけではありません。

なぜなら、匿名掲示板の書き込みやスレッドは、Googleのような通常の検索結果にも表示されるからです。

検索をする人は、匿名掲示板に訪れる人よりはるかに多いため、悪口がより多くの人に晒される可能性があります。

例えば、個人や企業の名前を検索して、掲示板の悪口や誹謗中傷が検索結果に表示されると、検索者の多くはその個人や企業にマイナスイメージを抱くでしょう

そうした風評被害の積み重ねが、新規顧客の獲得機会を失ったり、仕事の継続依頼がストップしたりすることにつながります。

悪い噂がネットに定着する

匿名掲示板による悪い噂が、その掲示板だけにとどまらず、SNSで拡散されたりまとめサイトで取り上げられたりすることで、ネット上ではそのイメージが定着してしまいます。

そしてネット上のイメージは、検索候補のキーワードにも悪影響を与えるため、注意が必要です。

個人や企業名を入力すると「○○ 逮捕」「○○会社 炎上」のように、続けてネガティブなキーワードが候補として表示されることがあります

このキーワード候補をサジェストと呼び、サジェストにネガティブなキーワードが表示されることをサジェスト汚染と言います。

サジェストに表示されるキーワードは、関連性の高さ、ネット上の情報、実際に検索されたキーワードなどを基に表示されます。

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つまり匿名掲示板の悪い噂が、SNSやまとめサイトなどで広く定着することは、サジェスト汚染につながる可能性が高いということです。

匿名掲示板で悪口を書かれた時のおすすめの相談先

匿名掲示板で悪口を書かれた時のおすすめの相談先

匿名掲示板で悪口や誹謗中傷を書き込まれたら、みなさんはどうしますか?

精神的なショックを受けることはもちろんですが、それをそのまま放置して、自分だけで抱え込むことはおすすめしません。

一人で悩まずに適切な場所へ相談することが重要です。

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ここでは、状況に応じた代表的な相談先を紹介します。

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違法・有害情報相談センター

違法・有害情報相談センター」は、総務省の委託を受けて運営されている相談窓口です。

インターネット上の違法情報や有害な書き込みに関する通報・相談を受け付けており、匿名掲示板での誹謗中傷や個人情報の晒し行為にも対応しています

専門の相談員が内容を確認し、必要に応じてプロバイダやサイト管理者への削除要請や、他の関係機関への橋渡しを行ってくれます。

登録さえすれば無料で利用でき、相談のハードルが低いため、まず最初に相談する窓口として適しています。

知識に疎く悪口の対処が分からないときに、まずはじめに利用することをおすすめします。

弁護士

匿名掲示板の悪口が悪質で、名誉棄損や脅迫、プライバシー侵害などに該当する場合は、弁護士へ相談するのが効果的です。

弁護士は、法的観点からその悪質投稿が違法かどうかを判断してくれます

また、掲示板の運営者に削除請求を行ったり、発信者情報の開示請求をして、書き込んだ人を特定する手続きをしてくれます。

その後は、裁判所を通じて仮処分で削除命令を出したり、損害賠償請求のために訴訟をしたりといった具体的なアドバイスを受けることができます。

問題が裁判にまで及ぶと、時間や費用もかさむので、事前に相談や見積もりを取って十分考えて判断をしましょう。

ネットの風評被害対策会社

匿名掲示板の悪口は、ネットの風評被害対策会社に相談することも一つの手段です。

風評被害は、悪質な書き込みを第三者が見ることで初めて発生します。

つまり、悪質な書き込みがあっても、それを誰一人見ることがなければ、風評被害は起こりません。

風評被害対策会社では、そのようなネット上の悪口の露出を減らすことで、それを見る人を減らす対策を行います

具体的には、逆SEO対策とサジェスト汚染対策で、風評被害対策会社の多くはこれらのウェブ施策を専門で行っています。

逆SEO対策に関してはこちらの記事をチェックしましょう。

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逆SEO対策やサジェスト汚染対策は、自分でやれないこともないのですが、知識の習得からそれに費やす時間を考えると、専門業者に依頼するのが賢明と言えます。

警察

匿名掲示板での悪口の中に、脅迫のような書き込みがあったときには、警察に相談しましょう

例えば、「殺す」「爆弾を仕掛けた」のような、明確な脅しが含まれている場合は、被害届を出すことで刑事事件として捜査が行われます。

この場合、書き込みのスクリーンショットやURL、投稿日時など証拠になるものを残しておくと、警察の対応もスムーズに進みます。

弁護士か警察のどちらに相談するか迷ったときは、投稿の削除が目的なら弁護士に、身の危険を感じたなら警察に相談するのがいいでしょう。

場合によっては、警察と弁護士の両方に対応してもらうケースもあります。

匿名掲示板で悪口を書かれた時の対処方法

匿名掲示板で悪口を書かれた時の対処方法

もし匿名掲示板に悪口や誹謗中傷を書き込まれたら、感情的にならずに冷静で早急な対応が重要になります。

悪口による風評被害は、放置していても改善することはありません。

何かしらの対処を行う必要があり、そしてその対処は早ければ早いほど効果があり、ダメージが軽傷で済みます。

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ここでは、悪口を書かれた時の適切な対処方法を解説します。

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悪口は必要以上に見ない方がいい

悪口を書かれていることを発見したら、必要以上にその悪口やそれに対する反応を見ないようにしましょう。

それは普通に生活をしていて、自分に攻撃的な発言をされるということはあまりなく、多くの人がこのようなケースに耐性がないからです。

そのため悪口に対し、必要以上に精神的なダメージを受けて、それが気になっていても立ってもいられなくなってしまいます。

精神的に追い込まれてしまうと、この後に取るべき正しい対処や判断がまともにできなくなってしまう恐れがあります

まずは、自分を守ることが一番大切です。

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悪口や誹謗中傷には、必要以上に反応せず、ただ事実として淡々と処理していく冷静さが必要になります。

掲示板運営者に削除請求する

まず検討したいのが、その問題となる悪口の書き込みを削除することです。

匿名掲示板の多くは、書き込みに対する削除フォームや通報窓口が設置されているので、それを利用し削除申請を行いましょう

専用窓口がなければ、サイト運営者の情報を探して直接メールをすることになります。

サイト運営者は、サイトの利用規約に基づいて削除するかどうかを判断しています。

特に人権侵害や違法行為は、禁止事項として定められていることが多く、削除の対象になりやすいでしょう。

削除申請には、その書き込みが利用規約のどの点に対して違反が認められるかを明確に示すことが重要です。

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この方法は、確実に削除される保証がないことと、多くの書き込みに苦しんでいる場合、一つ消したところでは根本的な解決に至らないことも覚えておきましょう。

法的手段で削除を求める

掲示板運営者が削除に応じない場合や、悪質な書き込みによる被害が深刻な場合には、法的手段による削除請求を検討します。

具体的には、弁護士を通じて「仮処分」や「発信者情報開示請求」を行い、裁判所やプロバイダを通じて投稿の削除や投稿者の特定をする方法です。

この方法は、法的な裏付けがあることで、サイト運営者が削除に応じやすくなり、投稿者の損害賠償請求にもつなげることができます。

ただし、時間や費用がかかるため、状況の深刻度や長期的な影響を踏まえて判断することが重要です。

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いきなり弁護士に依頼するのが難しい場合は「法テラス」などを活用して、無料相談から始めるのも一つの手段です。

噂が広まりにくい環境に変える

匿名掲示板の悪い噂やデマが、一度でもネット上で拡散されると、それを完全に消去することは難しくなります。

ただ、その噂をそれ以上広げず抑えることで、信頼回復につなげる方法はあります。

それが、ネットの風評被害対策です。

ネットの風評被害対策には、主に以下の2つの方法があります。

対策方法詳細
逆SEO対策検索結果に表示されるネガティブなサイトを上位に表示させなくする
サジェスト汚染対策検索キーワード候補に表示されるネガティブキーワードを別のキーワードに置き換える

これらのウェブ施策で効果を上げるには、Googleのアルゴリズムを理解して、効率的に被リンクやサイテーションの獲得、キーワードの最適化などが必要です。

被リンク?サイテーション?と、専門的な用語ばかりで難しいなと感じたら、風評被害対策会社に依頼するのがいいでしょう。

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風評被害対策会社の多くは、無料で相談や見積もりを取ってくれるので、まずは何をしてくれるのか、いくらかかるのか実際に話を聞いてみましょう。

匿名掲示板の誹謗中傷から訴訟に至るまでの流れ

匿名掲示板の誹謗中傷から訴訟に至るまでの流れ

匿名掲示板の誹謗中傷がどうしても許せない場合、最悪の場合、損害賠償を求めて訴訟を起こすことになると思います。

ここでは、もし誹謗中傷から訴訟にまで発展することになった場合に、その全体の流れを分かりやすくまとめました。

STEP

誹謗中傷を発見

STEP

書き込みの証拠を保存

STEP

サイト運営者に削除申請
→ここで削除されれば解決

STEP

削除されなければ弁護士に依頼

STEP

発信者情報開示請求で相手を特定

STEP

損害賠償請求を求め民事訴訟

STEP

場合によっては刑事告訴も行う

このように、誹謗中傷から訴訟に至るまでの対応は段階的で、手続きに時間がかかり弁護士費用がかさむことも考えられます

本当にこれでよかったのかと後悔しないためにも、自分の目的を明確にしておくことが重要になります。

ある投稿を削除したい、損害賠償請求をしたい、悪口や噂を減らしたいと、その目的によって適切な依頼場所が異なることを理解しておきましょう。

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匿名掲示板の悪口や誹謗中傷で問われる罪

匿名掲示板の悪口や誹謗中傷で問われる罪

たとえ匿名掲示板でも、他者を傷つけたり社会的な評価を下げる発言をすれば、刑事責任を問われる可能性があります。

ひと昔前までは「匿名だから何を言っても許される」という風潮がありましたが、今では発信者情報開示という制度が広く認知され、特定により違法行為は正しく裁かれるようになりました。

ここでは、匿名掲示板の悪口や誹謗中傷によって、実際に問われる可能性のある罪について解説します。

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名誉毀損罪

名誉毀損罪は、公然と事実を摘示して、他人の社会的評価を下げるような行為に適用される罪です。

例えば、匿名掲示板で実名を挙げ「あの人は不倫している」と投稿した場合、たとえその内容が事実だったとしても名誉毀損に該当することがあります。

刑法230条によれば、名誉毀損罪は3年以下の懲役もしくは禁錮または50万円以下の罰金が科される可能性がある重い罪です。

名誉毀損罪

公然と事実を摘示し、人の名誉を毀き損した者は、その事実の有無にかかわらず、三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。

参照:e-Gov 法令検索 刑法230条

被害者が告訴すれば、警察や検察によって捜査が開始されるため、ネット上での軽率な発言が刑事事件に発展することもあります。

侮辱罪

侮辱罪は、事実を示すことなく、漠然とした言葉で他人を侮辱する行為に適用されます

例えば匿名掲示板で「生きてる価値がない」といった発言を書き込む行為は、具体的な根拠がなくても人の名誉や尊厳を傷つけるものとして侮辱罪に該当する可能性があります。

侮辱罪は2022年の法改正により、罰則が厳格化され、1年以下の懲役または禁錮、もしくは30万円以下の罰金が科されるようになりました。

侮辱罪

事実を摘示しなくても、公然と人を侮辱した者は、一年以下の懲役若しくは禁錮若しくは三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。

引用:e-Gov 法令検索 刑法231条

以前は軽微な犯罪とみなされがちでしたが、ネットの誹謗中傷の深刻化を受け、厳しい罰則が科せられるようになりました。

脅迫罪

脅迫罪は、相手やその家族に対して「殺す」「晒してやる」などの害を加える趣旨の発言をして、恐怖を与える行為に適用されます

匿名掲示板であっても、相手が特定可能であり、現実に危険を感じるような書き込みであれば脅迫罪が成立する可能性があります。

刑法222条では、2年以下の懲役または30万円以下の罰金と定められており、発言内容によっては警察が即座に動くこともあります。

脅迫罪

生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。 2 親族の生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者も、前項と同様とする。

引用:e-Gov 法令検索 刑法222条

悪質な書き込みは、時に冗談では済まされないケースがあることを理解し、発信者側は常に言動に配慮が必要です。

信用毀損・偽計業務妨害罪

匿名掲示板において、企業や店舗の信用を傷つける書き込みを行った場合には、刑法233条の「信用毀損及び業務妨害」が適用されることがあります

例えば「料理に虫が入っていた」「あの企業は詐欺をしている」など、事実に反する内容や根拠のない悪評を投稿し、それが他者の信用や業務に悪影響を与えた場合に成立します。

特に、営業妨害を目的として意図的にデマを書き込んだ場合には「偽計業務妨害罪」が成立する可能性があり、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される重い罪です。

信用毀損及び業務妨害

虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の信用を毀損し、又はその業務を妨害した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。

引用:e-Gov 法令検索 刑法233条

実際に売上や顧客離れといった被害がなくても、妨害の意図があれば対象となる点が特徴です。

企業が被害届を出し、刑事事件に発展するケースも増えているため、軽い気持ちでの投稿が大きな責任を負う可能性があります。

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「偽計業務妨害罪」は、条文にそのような表記はありませんが、偽計を用いて業務を妨害した場合に刑法233条として扱われる実務上の呼称です。

匿名掲示板の誹謗中傷で使われる開示請求とは?

匿名掲示板の誹謗中傷で使われる開示請求とは?

匿名掲示板で誹謗中傷を書き込まれた時に、投稿した相手を特定するのに、発信者情報開示請求という手段があります。

「誹謗中傷にはとりあえず開示請求」という流れが一般化していますが、この「開示請求」という言葉だけが一人歩きしており、その方法や仕組みを深く知る人は少ないと思います。

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ここでは、開示請求の方法や仕組み、また費用についても解説していきます。

開示請求で相手を特定する方法

発信者情報の開示請求というのは、プロバイダ責任制限法で定められた法律の一つです。

簡単に言うと、何か問題のある投稿があったときに、その投稿者を特定するための情報を開示しなければいけないというものです。

一般的には、仮処分命令の申し立てを裁判所に行って開示請求をすることになるので、弁護士に依頼することになります。

この開示請求ですが、今までは相手を特定するためには2回開示請求をすることになっていました。

  1. 掲示板の運営者に開示請求 → IPアドレスやタイムスタンプを取得
  2. プロバイダに開示請求 → 契約者情報(氏名や住所等)を取得

このように2回の開示請求をし、さらにここから損害賠償請求等をすると3回の裁判手続きをする事になり、被害者の手続きの負担が多いことが課題でした。

しかし、2022年10月の法改正によって創設された非訟手続により、現在は1回の開示請求で相手を特定することができるようになっています。

特定にはIPアドレスやタイムスタンプが重要

開示請求において発信者を特定するためには、「IPアドレス」と「タイムスタンプ」が重要です。

それぞれ、以下のような役割を持っています。

  • IPアドレス → インターネット上の「住所」にあたる番号。投稿がどの通信回線(プロバイダ)から行われたかを示すもの。
  • タイムスタンプ → 投稿が行われた日時を示すデータ。IPアドレスと合わせることで、どの時間帯に誰が書き込んだかを特定できる。

これらの情報は、掲示板のサーバー側で記録されているため、掲示板運営者に対して開示請求することになります。

IPアドレスは接続元のプロバイダを特定する証拠となり、タイムスタンプはそのIPがいつ使われたかを示す重要な補完情報です。

ただし、こうしたログ情報は一定期間(多くは3〜6か月)で自動的に削除されるため、誹謗中傷を受けたらできるだけ早く証拠を保存し、開示請求することが求められます

開示請求の費用

開示請求にかかる費用は、状況や手続きの段階、また依頼する弁護士によっても異なります。

一般的には、個人で行うなら約10~30万円程度、弁護士に依頼した場合は40~70万程度かかると言われます。

特に弁護士費用には、着手金と成功報酬が別で発生するため、事前に見積もりを取って全体の予算を把握しておく必要があります。

また損害賠償請求までするなら、さらなる追加料金も考えられます

そしてこれは、1件の投稿や1人の投稿者に対しての費用だということも理解しておかなければいけません。

複数人からの誹謗中傷に困っている場合、それらすべてを開示請求すると多額の費用になるため、現実的ではありません。

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風評被害対策を行えば、費用は比較的リーズナブルで、複数のネガティブな投稿の露出を抑えることができます。

匿名掲示板の悪口は早めの対策が重要

匿名掲示板で悪口を書かれたら、早めの対策が鍵です。拡散前に削除や風評被害対策を行えば、被害の拡大を防げます。

開示請求もログが残っているうちに行う必要があります。

精神的に辛い場合は、早めに専門機関へ相談しましょう。

放置すれば検索結果やサジェスト汚染といった二次被害につながる恐れもあるため、迅速な対応が重要です。

#匿名掲示板 悪口

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