検索結果にネガティブサイトが表示されると、たとえそれが事実無根であっても、大きなイメージダウンにつながります。
近年では、企業や個人に対する誹謗中傷や風評被害が深刻化しており、その多くがネガティブサイトによるものです。
この記事では、ネガティブサイトが生まれる理由とその後の影響を解説し、その有効な対策である「逆SEO対策」に焦点を当てて解説していきます。
風評被害でお困りの方
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コンテンツ目次
ネガティブサイトが生まれる原因

ネガティブサイトが検索結果に出てくると、そのページを実際に開かなくてもタイトルだけで、検索者にネガティブなイメージを植え付けます。
では、なぜこのようなネガティブなサイトが生まれるのでしょうか。
それは、第三者からの悪質な投稿もあれば、自分の炎上に対する世間の言及の場合もあります。
ここでは、ネガティブサイトが生まれる原因を解説します。
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ネガティブサイトが生まれる原因:不祥事や炎上の便乗コンテンツ
自分や自社が不祥事を起こして炎上すると、それに便乗する人が出てきてネガティブサイトになることがあります。
例えば、Youtubeで世間の事件を扱うようなチャンネルが、再生数が見込めるという理由で炎上を取り上げることがあります。
また、X(旧:Twitter)では収益化ができるので、そのような炎上に関する投稿をして、インプレッション稼ぎをする人も現れるでしょう。
ネガティブサイトが生まれる原因:レビューサイトの悪質な口コミ
レビューサイトでは、ユーザーの意見を書き込める口コミ機能のあるサイトが多く、この口コミに悪いことを書かれてネガティブサイト化することがあります。
レビューサイトと言っても、業界やサービス毎にいろんなサイトがあるので以下にまとめました。
業界やサービス | レビューサイト |
---|---|
飲食 | 食べログぐるなびホットペッパーグルメRetty |
就職・企業 | 転職会議OpenWorkIndeedエンゲージ |
ECサイト | Amazon楽天市場Yahoo!ショッピング |
サロン | ホットペッパービューティー |
病院・クリニック | caloo病院なび |
ホテル・観光 | 楽天トラベルトリップアドバイザー一休.com |
店舗経営しているものすべて | Googleマップ |
このようにどんな業界においても、それをレビューして口コミを書き込む有名サイトが存在します。
口コミは実際の利用者の声のため、信憑性の高い情報として参考にされることが多いです。

その口コミに悪いことを書かれるとサイト内で悪目立ちするのはもちろんのこと、通常検索においても検索結果に表示されることでネガティブな印象を与えるものとなります。
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ネガティブサイトが生まれる原因:SNSの憶測やデマ
SNS上の噂もネガティブサイトの存在の一つとして上げられることがあります。
例えば炎上を起こしてしまうと、ネット上ではいろんな噂や憶測が飛び交います。
特にSNSでは気軽に投稿できるのと、承認欲求が満たせるという性質から、事実無根のデマが広がってしまうこともあるため注意しなければいけません。
やってもないような悪い噂を、まるで本当にやったかのように書かれることは、精神的にもつらい状況です。

こうしたSNSの投稿も、通常検索で目立って表示されることがあり、ネガティブサイトとしての性質を持っています。
ネガティブサイトが生まれる原因:匿名掲示板での誹謗中傷
匿名掲示板の誹謗中傷も、立派なネガティブサイトの一つです。
匿名掲示板は、その匿名性から相手の人権を傷つけたり、営業妨害をしたりするような誹謗中傷がよく書き込まれます。
一番有名な匿名掲示板というと5ちゃんねる(旧:2ちゃんねる)がありますが、他にも以下のようなサイトがあります。
- 「したらば掲示板」→ 総合的になんでも
- 「爆サイ」→ ナイトワーク(キャバクラ・風俗)
- 「e戸建て」→ マンション・住宅物件
- 「雑談たぬき」→ 配信者関連
誹謗中傷は悪い口コミのレビューなどと比べ、言葉の凶暴性が強く、それを見た人に与えるネガティブな印象も大きくなります。

これらの掲示板の書き込みが検索結果に出てくることで、多くの人の目に晒される危険性があります。
ネガティブサイトの悪影響と風評被害

検索結果にネガティブサイトが表示されることは、検索者にネガティブな印象を与え、さまざまな悪影響を及ぼします。
特に検索結果の1ページ目は、多くの人が目にするページで、ここにネガティブサイトが表示されることで、風評被害が大きくなってしまいます。
ここでは具体的にどのような被害が生まれるのかを解説していきます。

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ネガティブサイトの悪影響と風評被害:ブランドイメージや信用を失う
ネガティブサイトが上位表示されることで、今まで築き上げてきたブランドの価値や信用を失いかねません。
例えば、自社の企業名やサービス名を検索したとしましょう。おそらく自社HPやサービスを取り扱ったポータルサイトなどが上位に表示されると思います。
ただその真下に、過去に炎上したニュース記事が並んで表示されていることも考えられます。
普通の感覚なら「きっと何か問題を起こしたんだろう」と思うでしょう。
仮に検索者が、新規の取引先を探していて、それを見てその企業を検討しようと思うでしょうか。
就活生が企業を探していた場合に、それを見て応募しようと思うでしょうか。

このようにして長年培ってきた大切なブランドは、ネガティブサイトの存在によって簡単に崩れ去ってしまいます。
ネガティブサイトの悪影響と風評被害:商品やサービスが売れなくなる
ネガティブサイトの存在は、商品やサービスの売上げにも悪影響を与えます。
上位に表示されることで、ネガティブなイメージを持たれてしまうと、消費者はその商品やサービスを選択肢から外すようになるでしょう。
また、ネガティブサイトを見た印象が脳内に残っていると「あの企業やサービスは何かよくないことがあった」というイメージが植え付けられます。
これは友達同士の会話やSNS上のやり取りにおいても「なにかよくない噂をきいた」と伝えることに繋がるため注意しなければいけません。

ネガティブサイトが存在しているだけで、こうして人から人へ悪い噂やイメージが伝播していき、商品やサービスが売れない原因となります。
ネガティブサイトの悪影響と風評被害:経営が悪化する
ネガティブサイトが与えるネガティブイメージは、長期化することで経営にも悪影響を及ぼすことがあります。
長期間にわたって、ネット記事やYoutube、SNS、匿名掲示板などに悪い噂を書き込まれ、ネガティブサイトとして表示されるとその風評被害は甚大です。
ブランドイメージを失い、物も売れず、取引先とも関係を切られ、さらには従業員の離職と、このような負の要素が度重なることで、経営そのものを揺るがす事態に陥ってしまいます。
企業規模が大きければ、株価の下落によって融資を受けたり資金調達を行ったりするのが難しくなり、企業として未来の投資ができなくなります。
風評被害は目に見えにくい被害ですが、放置することで経営破綻を招きます。

たかがネガティブサイトと軽視すると、気づいたころにはもう手遅れになることがあることを覚えておきましょう。
ネガティブサイト対策は大きく分けて2つ!

ネガティブサイトには、大きく分けて2つの対策があります。
それは、ネガティブサイトのコンテンツそのものを削除することと、その表示順位を下げることで多くの人の視界に現れないようにすることです。
それぞれの対策でやり方や与える効果が違うため、詳しく解説します。
ネガティブサイト対策:ネガティブサイトやコンテンツを削除
ネガティブサイトや、ネガティブな原因を生んでいるコンテンツを削除することが対策になります。
削除方法は、サイト運営者かGoogleのような検索エンジンそのものに直接、削除申請をすることになります。
この削除申請で、注意しなければいけないのが以下の3点です。
削除申請をすると、多くの場合利用規約に基づいてそれが削除すべきかどうか判断されます。
つまり削除したいと思っても、確実に削除はできないということです。
もし、どうしても削除したいと思うなら、弁護士に依頼して、裁判所を通じての仮処分で削除請求もできます。
ただ、そこまで時間やお金をかけて削除できるのは、たった一つのサイトやコンテンツです。
弁護士を活用した削除に関してはこちら
SNS誹謗中傷を逮捕事例から弁護士相談まで徹底解説!

そのサイトさえなくなればOKというなら効果は大きいですが、多くの場合、複数のネガティブサイトに困っているため、この手段が最適かどうかはよく検討する必要があります。
ネガティブサイト対策:逆SEO対策(順位を下げる対策)
逆SEO対策と呼ばれる、ネガティブサイトの表示順位を下げる対策も有効です。
ネガティブサイトが悪さをする原因は、検索結果の上位に表示されることで多くの人の目に晒されて風評被害が生まれているからです。
つまり、表示される順位を下位にすることで、そのネガティブサイトを見る人の数も減ります。
ネガティブサイトを見る人の数が減れば、悪いイメージを持ったり、悪い噂を言いふらしたりする人も減っていき、やがて風評被害がなくなっていきます。

逆SEO対策は、専門的なWeb施策のため間違った方法を行うと、ペナルティを受けることもあり、自分だけで行うには限界があります。
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逆SEOとは?

逆SEOとは、通常のSEOとは反対の目的で行う対策です。
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語にすると「検索エンジン最適化」です。
SEO対策は検索エンジンのアルゴリズムを利用して、HPや自社サービスのページを上位に表示させる施策であるため、逆SEOはこの逆を行います。
ここでは逆SEOの意味とその効果、また削除する対策との違いを解説します。

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逆SEOとは検索順位を下げる施策のこと
逆SEOとは、自分や自社にとってネガティブな影響を与えるサイトの検索順位を下げることです。
例えばGoogleで検索をすると、初めの1ページ目に10件のサイトが表示されます。(実際は広告によって上位にいる記事もある)
この10位以内にランクインしたサイトは、多くの人の目に晒されることになり影響力が大きくなります。
つまりポジティブなサイトであれば多くの集客効果が見込める反面、ネガティブなサイトだと風評被害につながるため注意が必要です。
逆SEO対策では、意図的にネガティブサイトの表示順位を押し下げて、風評被害を防ぎます。
順位を下げることには大きな意味がある
逆SEOは、ネガティブサイトの順位を下げる対策です。
ただ順位を下げることにどれほどの効果があるのか疑問に思い、いまいち対策に乗り切れないという人は多いのではないかと思います。
そんな方のために、以下のようなデータを紹介します。
これは、Firstpagesageが公開した検索結果に対する順位別のクリック率です。
順位 | クリック率 |
---|---|
1位 | 39.8% |
2位 | 18.7% |
3位 | 10.2% |
4位 | 7.2% |
5位 | 5.1% |
6位 | 4.4% |
7位 | 3.0% |
8位 | 2.1% |
9位 | 1.9% |
10位 | 1.6% |
これを見ると、1~5位までのクリック率が合計で81%となっています。
つまり、およそ8割の人が検索結果の上位5位以内のページを信用して、クリックして見ているということです。
逆を言えば、6位以下のページはほとんど見られていないということになります。もっといえば、2ページ目以降はより一層クリック率が低いことは想像がつくでしょう。
このように検索結果の順位が下がることで、見向きもされなくなるということはデータによって証明されています。

以上のことから、逆SEO対策は風評被害に効果のある対策と言えます。
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削除することと順位を下げることの明確な違い
ネガティブサイト対策は、順位を下げる逆SEO対策の他に、ネガティブサイトそのものを削除する対策があります。
これらはどちらも有効な手段ですが、大きな違いがあります。
自分がどのような風評被害に悩んでいるかによって、どちらの対策が適切になるかは変わります。
逆SEO対策であれば風評被害の専門業者、ネガティブサイトの削除対策であれば弁護士と、それぞれ依頼先も異なってくるため、自分の悩みに適した対策を決めることが重要です。
逆SEO対策とネガティブサイトの削除対策の特徴は以下のとおりです。
逆SEO対策(順位を下げる) | ネガティブサイトを削除する対策 |
---|---|
・多くの人の目に晒されないようになる ・複数のネガティブサイトに苦しめられている時に有効 | ・ネガティブの原因となるコンテンツがなくなる ・どうしても放置できない誹謗中傷に有効 ・名誉毀損・プライバシー侵害のような法的問題に対処できる |
逆SEO対策のメリット・デメリット

逆SEO対策には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
・複数のサイトの順位をまとめて下げられる ・噂が広まりにくい体質づくりができる ・他の風評被害の早期発見につながる ・削除申請が通らない場合の代替手段となる ・専門業者に頼めばおまかせでしてくれる | ・効果が出るまで時間がかかることもある ・ネガティブサイト自体は残り続ける |
逆SEO対策には、対象のネガティブサイト自体は残り続けるというデメリットがあります。
ただ、順位を押し下げることに風評被害効果があることはデータでも証明されており、削除対策とは違って複数サイトをまとめて対策できることが大きなメリットです。
風評被害に悩まされている人の多くは、複数のネガティブサイトに困っていることがほとんどです。
逆SEO対策では、新しくポジティブなサイトが1位をとれば、その他すべてのネガティブサイトの順位を一つ下がることになります。
一方、削除対策は1対策で消せるものは一つです。
もちろん複数サイトに対して削除対策をすることもできますが、それには膨大な時間と費用がかかるため現実的ではありません。

メリット・デメリットを理解すれば、安心して業者に依頼することができます。
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業者による逆SEO対策のやり方

逆SEOでどのようにして順位を下げるのか、そのやり方まで理解している人はほとんどいないのではないでしょうか。
逆SEO対策は、検索エンジンのアルゴリズムの仕組みを理解した専門業者の得意分野です。
ここでは業者が行っている逆SEO対策のやり方を解説します。

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業者による逆SEO対策のやり方:自社サイトの順位を上げる
順位を下げるということは、別の記事の順位を上げることと同じことです。
業者は自社サイトやサービス関連サイトの評価を上げて、これらのポジティブサイトの記事の順位を上げます。
順位を上げるために、以下のような手段を行います。
これらの手段によってポジティブサイトが上位に来ることで、結果としてネガティブサイトの順位は下がります。
業者による逆SEO対策のやり方:サテライトサイトでポジティブ記事を作成
業者によっては、関連記事やコンテンツを投稿できるサテライトサイトを持っています。
このサテライトサイトに、企業名や商品名に関するポジティブな情報を盛り込んだ記事を公開することで、検索結果における占有率を高めていきます。
サテライトサイトは一見独立した情報サイトのように見せつつ、検索エンジンに高く評価される構造になっており、結果的にネガティブ情報を下位に追いやる手段となっているのが特徴です。
またサテライトサイトは、自社サイトの被リンク獲得の役割も担っており、互いに順位を高め合うことができます。
自分でできる逆SEO対策のやり方

逆SEO対策は自分で行うことも可能です。
業者が行う対策に比べれば効果は薄いかもしれませんが、地道ながらも取り組めることはあります。
ここでは個人や企業担当者のような素人にもできる逆SEO対策を紹介します。
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自分でできる逆SEO対策のやり方:SNSの活用
SNSは、検索結果にも表示されやすいプラットフォームの一つです。
企業や個人アカウントが上位に表示されれば、ネガティブサイトを下げることにつながります。
SNSでできる具体的な逆SEO対策には以下のようなものがあります。
ポジティブな情報発信でブランドイメージを高めつつ、名前や企業名を含んだ投稿が検索キーワードによる最適化を行うことができます。
またSNSの自社サイトのリンクは、被リンクとしてカウントはされません。
ただし、SNSアカウントの透明性や正確性を高めることで、結果的にポジティブな印象を与えることにつながります。
自分でできる逆SEO対策のやり方:Googleビジネスプロフィールを活用
GoogleビジネスプロフィールはGoogle検索やGoogleマップに表示されるため、実店舗や企業にとっては強力なツールです。
Googleビジネスプロフィールで行える逆SEO対策には、以下のようなものがあります。
自社の情報を正確かつ魅力的に登録し、写真や投稿、口コミ対応を充実させることで、検索結果の目立つ位置にポジティブな情報を表示させることができます。
検索者の目がネガティブサイトに触れる前に、公式情報で信頼感を与えることが可能になります。
自分でできる逆SEO対策のやり方:Yahoo!知恵袋を活用
Yahoo!知恵袋は、日本で根強い人気を誇るQ&Aサイトで、検索上位に表示されることがよくあります。
この特性を活かし、自社名やサービス名に関する質問に回答することで、ネガティブなイメージを上書きすることができます。
例えば、以下のような質問です。
このような質問に丁寧で好意的な回答を行っていくことで、ポジティブなイメージを増やしていきます。

Yahoo!知恵袋では「○○会社はブラック企業ですか?」のような質問が上位表示されていることもあり、風評被害が生まれるサイトとして警戒が必要です。
注意!やってはいけない順位を下げる逆SEO手法

逆SEO対策の中には、やってはいけない手法があります。
誤った方法で逆SEO対策をしてしまうとGoogleからペナルティを受ける可能性もあり、注意しなければいけません。
特に自分一人で対策をする人はこれらの知識を知らずにやってしまうことで、せっかくの対策が逆効果になってしまいます。
それぞれのNG手法について、詳しく解説します。

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不正行為はペナルティを受けるのでダメ!
逆SEOの手法が、Google 検索の基本事項に違反する不正行為として認められると、ペナルティを受ける可能性があります。
昔は「ウェブマスター向けガイドライン」という名前でしたが、今は「Google 検索の基本事項」と名称が変わっているので注意してください。
ペナルティには以下のようなものがあります。
ちなみにこのペナルティを逆手にとって、ネガティブサイトの評価をわざと下げて、ポジティブサイトを上げようとする行為も不正になります。
そのような相手を陥れる行為を、ネガティブSEOと呼びます。
また似たような言葉に、ブラックハットSEOという言葉もあるので、以下に違いをまとめておきます。
ネガティブSEO → 相手サイトの評価を下げるための不正行為(例:スパムリンクを貼る)
ブラックハットSEO → 自分サイトの評価を上げるための不正行為(例:隠しテキストを入れる)
いずれの場合においても、不正行為として認められる可能性が高いため、注意が必要です。
ネガティブサイトのコピーを大量作成
ネガティブサイトの内容をコピーし、類似したページを大量作成することで評価を下げて検索順位を下げることは不正行為になります。
例えば、無料ブログやサテライトサイトに、順位を下げたいネガティブサイトのページをそのままコピーするような行為です。
これはGoogleにオリジナルサイトを重複コンテンツと思わせて、順位を下げるネガティブSEOの手法になります。
ただGoogleはオリジナルサイトかどうかを見極める精度が高く、このようなことをしてもあまり意味がない可能性が高いとされています。

また不正が見つかった場合のリスクを考えると、やらない方がいいのは明らかです。
低品質サイトにネガティブサイトのリンクを貼る
以前は低品質なサイトやスパムサイトからのリンクを集中させることで、相手サイトの評価を下げる行為が横行していました。
しかし2016年のGoogleのアップデートにより、こうしたリンクは無効化される傾向が強くなっており、効果はほぼありません。
もちろん現在でも、不正にあたるためやってはいけない行為です。
それどころかリンク元をたどって対策を講じた相手に通報され、自サイトが疑われるリスクもあります。

意図的なリンク操作は逆効果になりやすく、リスクが高いためおすすめできません。
ハッキングやウイルス攻撃
ネガティブサイトを直接攻撃し、ウイルスを仕込んだり、不正アクセスを試みたりする行為は、当然ながら違法です。
これらは完全に犯罪行為であり、刑事罰の対象にもなるため絶対にやめましょう。
被害者側がGoogleに通報した場合、加害者の特定が行われる可能性もあります。

相手の順位を下げるという気持ちばかりが先に進んでしまって、やってはいけないことに手を染めて罪を問われたら元も子もありません。
DMCA(デジタルミレニアム著作権法)を悪用する
Googleには、著作権侵害されたコンテンツに対して削除を申請できる仕組みがあります。
これを「DMCA申請」と呼び、著作権者が自身の権利を守るために活用されています。
しかし逆SEOを目的に、根拠のない虚偽のDMCA申請を行うのは制度の濫用にあたり、非常に危険です。
もちろん、コピーサイトを作り、自分がオリジナルだと主張することもいけません。
虚偽の申請は、Googleの審査から却下されるだけでなく、相手から名誉毀損や業務妨害として訴えられるリスクもあります。

著作権制度は正しく使われるべきものであり、逆SEOの手段として悪用することは、法的にも倫理的にも許されません。
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逆SEO対策を業者に依頼するのがおすすめな理由

逆SEO対策は自分でもできますが、業者に依頼した方が安全で精度の高い対策が行えます。
とはいっても自分で出来る手段がある以上は、コストカットできるなら自分で頑張りたいという人もいるでしょう。
ここでは、なぜ自分でやるより業者に依頼した方がいいのか、その理由を明確に説明します。
逆SEO対策業者がおすすめな理由:自分だけでは限界がある
逆SEO対策は自分でやるには限界があります。
自分でできる逆SEO対策には、SNS、Googleビジネスプロフィール、Yahoo!知恵袋の活用があります。
これらは確かに逆SEO対策ですが、その効果は微力です。
このような手法は、本格的な逆SEO対策を行う中の補助的なものです。
本格的に逆SEOの効果を見込むためには自社サイトのキーワード最適化、サテライトサイトの良質な記事作成、被リンク獲得などが必要になります。

そもそも個人でサテライトサイトを保持している人はほぼいないでしょう。
逆SEO対策業者がおすすめな理由:時間を有効に使える
逆SEO対策を専門業者に依頼した場合、その対策に関しては業者がほぼおまかせで代行してくれることが多い傾向にあります。
もし仮に自分で逆SEO対策を行ったとしたら、毎日記事作成をしたり、順位の動向をチェックしたりしなければいけません。
また逆SEO対策は3か月や6か月などある程度の期間を設けて、しっかり対策をしていくものです。
このようなまとまった期間に毎日逆SEO対策に充てられる時間があれば、自分でやってもいいかもしれませんが、多くの人が仕事と両立しながらやっていくことになると思います。

業者に依頼すれば、この時間の問題はすべて解決できて、空いた時間を有効に使うことが可能になります。
逆SEO対策業者がおすすめな理由:自分でやるとペナルティを受けるリスクもある
逆SEO対策にはやってはいけない手法があり、Google 検索の基本事項に違反するとペナルティを受けることがあります。
素人はどこまでが不正行為なのかという境界線を理解していないことが多く、知らないうちにペナルティを受けてしまう可能性があります。
ペナルティを受けると自社サイトの順位が下がったり、検索結果に表示されなくなったりするため注意が必要です。

一方、専門業者はSEOのプロであり、ペナルティを受けずに正当な手段で順位を操作する方法を知っているため、安全に依頼することができます。
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ネガティブサイトの逆SEO対策業者選びのポイント

ネガティブサイトの逆SEO対策を行う業は多いうえに費用もピンキリでなため、どこがいいのか業者選びに悩まされることがあります。
業者に依頼するのもタダではないので、どうせ依頼するなら少しでも良い業者を選びたいと思うことは普通のことです。
ここでは、最低限これを抑えておけば業者選びで後悔しないというポイントを3つ解説します。

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実績公開をしているか
逆SEO対策は効果の見えにくい手法のため、過去の実績を公開している業者を選ぶことが重要です。
業者の中には、検索結果の1ページ目のネガティブサイトを2ページ目にまで順位を下げた成功率を公開しているところがあるので、それを参考にすることができます。
また、依頼者にこんな対策をしましたという事例を紹介している業者も信頼できる要素の一つです。

逆に、実績を一切公開していなかったり「お客様の声」や「成功事例」があまりに抽象的な場合は注意が必要です。
費用や期間が明確か
逆SEO対策は短期間で劇的な成果が出るものではなく、一定の時間とコストがかかるのが一般的です。
そのため「月額いくらで何ヶ月」や「成果報酬型」など、費用体系と期間が明確に提示されている業者を選ぶのが安心です。
また業者に依頼するときには、見積もりを取ることをおすすめします。
多くの業者で無料相談や無料見積もりをしているところがあるので、まずは実際に話を聞いてみて判断することが重要です。

長期的な視点で見て、納得できる契約内容かをよく確認しましょう。
正当な手段で対策をしているか
Googleのガイドラインに反する手法や、違法性のある行為で対策を行っている業者は、短期的に効果があったとしても、のちのち大きなリスクを抱えることになります。
特に専門業者で注意したいのが以下の2点です。
費用が極端に安い業者は、違法行為で短期間で成果を出している可能性が考えられます。
また、ネガティブサイトの削除をするのは、基本的に本人か弁護士が代行して行うものです。
逆SEO業者が、それをすることは非弁行為に当たるため違法です。

これらのことに注意すれば、少なくとも業者選びで失敗するようなことにはなりません。
自分に合った業者を見つけて、本格的な逆SEO対策を講じていきましょう。
ネガティブサイトの逆SEO対策を怠ると検索に残り続ける
ネガティブな情報は放置しても自然に消えることはなく、検索結果に半永久的に残り続けます。
「そのうち下がるだろう」と放置した結果、被害が拡大した例も少なくありません。
検索上位にある限り風評被害は続き、信用やビジネスに深刻な影響を与える可能性があります。
削除が難しい場合でも、逆SEO対策で目立たなくすることは可能です。何もしないことこそ、最大のリスクであることを忘れないようにしましょう。
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このような炎上に便乗したコンテンツは、通常の検索欄にも上位に表示されることがあり、多くの人の目に晒されてしまう危険性を持っています。