爆サイは、多くのユーザーに利用されている地域密着型の匿名掲示板サイトです。
しかし、その匿名性の高さゆえに、誹謗中傷や悪口が多く投稿されることも少なくありません。
特に企業や個人に対する攻撃的なコメントが問題となり、風評被害を招くケースも多発しています。
ブログやSNSと同様に、爆サイでも悪質なコメントが掲載されるため、掲示板の利用者や運営者は対策が必要です。
本記事では、爆サイにおける誹謗中傷への対策方法や実際に効果的な削除依頼の方法、開示請求の手順を解説します。
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コンテンツ目次
爆サイとは?

爆サイの利用者は主に20代後半から40代で、特に25歳から44歳が55%を占めています。
また、利用者の68〜70%が男性という特徴があります。
ここでは、爆サイの特徴をさらに深掘りして紹介します。
爆サイは日本最大の掲示板サイト
爆サイは地域密着型で全国各地の情報交換が行われ、風俗や地域の雑談はもちろん、個人情報を含む書き込みや誹謗中傷など問題のある話題も取り上げられるのが特徴です。
匿名による投稿がほとんどであるため、内容によっては法的な対策が必要となる場合も少なくありません。
それでも、地域情報や迅速な情報共有が可能な点が支持されており、今後も日本の掲示板文化において一定の役割を果たす可能性があります。
爆サイは5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)より影響力が大きい
爆サイは、2007年に開設された日本有数の匿名掲示板サイトです。
月間11億PVと月間アクティブユーザー数(MAU)1,500万人、1日あたりの投稿数が約70万回に及び、「日本最大の掲示板」であると宣言しています。
一方、5ちゃんねるも広いユーザーベースと長い運営歴を持つものの、最新の統計によれば国内ランキングで上位に位置しているのは爆サイです。

ユーザーの参加度とサイトトラフィックの観点からも、5ちゃんねるを上回る活動性を示しています。

このデータからみても、爆サイは5ちゃんねるよりも強い影響力を有しているといえます。
爆サイは地方に特化した掲示板
爆サイは、地方情報に特化した掲示板として知られています。そのため、地元のイベント情報や新しい店舗の口コミ、地域のニュースなど、具体的なローカル情報がリアルタイムで交換されているのが特徴です。
また、カテゴリが細分化されているため、利用者の検索や閲覧がより地方や特定の地域に偏る傾向があります。
個人や事象に関する具体的な情報が書き込まれやすい環境を作り出しているので、地元だけでなくその地域に興味を持つ人々も集まるのかもしれません。

爆サイはその地域密着型のアプローチにより、特定の情報を入手できるサイトとして機能しているのが特徴です。
加えて、匿名性が高いために誹謗中傷や不適切な情報が交わされる危険性も含んでいます。
爆サイはパチンコ、出会い系、風俗店の掲示板が多い
爆サイは、4,071のカテゴリを持つ匿名掲示板です。それぞれのカテゴリの中には、パチンコ・出会い系・風俗店に関連するテーマの掲示板があり、利用者から活発な発言が行われています。
利用者の中には風俗業界で働く人々やそのサービスの顧客が含まれており、業界における関連情報を掲示板で交換していると考えられます。

実用的な情報交換ができる一方では、投稿内容のモラルや適切性にも配慮が必要です。
「○○市雑談」のように特定のエリアに限定した話題が多い
爆サイでは、「藤岡市雑談」や「真岡市雑談」のような掲示板があり、その地域の日常的な出来事・地元のイベント・地域の問題点についての情報共有の場として機能しています。
これにより、地域社会の密接なつながりが形成されると考えられます。住民は、自分たちの地域について深く議論できる点に掲示板の魅力を感じるのかもしれません。
しかし、無意識のうちに個人や他人のプライバシーを侵害してしまう恐れもあります。
たとえば、特定の人物や場所についての情報が、意図せず識別可能な形で公開されるケースも考えられます。
爆サイはアプリでも見れるため利用者は多い
爆サイは、専用ブラウザアプリ「爆リーII」でも閲覧が可能です。
「爆リーII」はAndroid 4.4以上で動作し、話題ごとに分類された「板」と、具体的な話題や議論が展開される「スレッド(スレ)」があります。
掲示板の利用者は、この「板」と「スレ」によって、関心のある話題を簡単に見つけることができます。
また、「爆リーII」には、「板」と「スレ」の一覧表示・お気に入り機能・クイック投稿機能なども備えており、利用者の利便性向上に寄与していると考えられます。

アプリの登場でスマホからの閲覧が一段と便利になりました。しかし、アクセスのしやすさや手軽さが、配慮に欠けた発言を増やす恐れもあります。
爆サイが悪口や誹謗中傷に繋がりやすい理由

匿名性と地域密着性を持つ爆サイは、便利な反面、悪口や誹謗中傷が発生しやすいです。
実名が書き込まれやすい背景や地域ごとに特定のお店が話題になる傾向、大規模掲示板ならではの拡散力など、問題が生まれる原因を掘り下げて解説します。
個人の名前や本名を書かれやすい
爆サイは匿名掲示板であるため、利用者が実名を明かさず気軽に書き込める環境が整っています。
この匿名性が責任感の欠如を招き、悪口や誹謗中傷が書き込まれる要因の一つとなっています。
地域密着型の掲示板であるため、地元住民とっては個人の実名が特定されやすく、結果的に個人攻撃の対象になりやすいのも特徴です。
また、爆サイには出会い系や風俗店に関する掲示板が存在し、これらのサービスにおける1対1の人間関係がトラブルの温床となる可能性も高いと考えられます。
特に、従業員と顧客間でのもつれが掲示板に持ち込まれ、個人を特定する書き込みや誹謗中傷が生まれるリスクが高まります。

匿名や地域密着型の特性により、個人の実名が書かれやすい環境は、利用者として不安を感じます。
トラブルを回避するためには利用者の意識向上だけでなく、運営側の管理体制の強化も重要です。
限定的なエリアの話題になる
爆サイは地域密着型掲示板として、都道府県や市町村ごとに細分化された掲示板を持っています。
そのため、掲示板で活発に発言が交わされるのは、地域住民によるローカルな話題が中心です。
この構造は、特定の地域に関する深い情報が交換されやすく、必然的にその地域にあるお店の名前が挙がるケースも少なくありません。
さらに、匿名で書き込める特性から気軽に投稿できる一方で、特定のお店に関するネガティブな情報や誹謗中傷が書き込まれるリスクも高まります。
掲示板の規模が大きく話題になりやすい
爆サイは月間11億PV、1日約70万件の投稿を誇る日本最大級の掲示板であり、その規模の大きさが話題の拡散を支えています。
また、4,071ものカテゴリが存在しているので、多様なトピックが発生しやすいのも特徴です。
さらに、爆サイは地域ごとの掲示板により、地元情報や店舗に関する情報交換が活発です。
情報は、特定地域内で迅速に広がる上に、匿名性の高さが気軽な投稿を促し、話題が絶えず生まれる要因となっています。
さらに、スマートフォン対応や専用アプリ「爆リーII」によりアクセスのしやすさもあいまって、爆サイは話題が生まれやすく拡散されやすいプラットフォームとなっています。

爆サイは、使い勝手の良さとリスクが混在しているプラットフォームであるため、拡散されている情報の真偽の確認が必要です。
マナーの悪い人が多くケンカになりやすい
爆サイは地域密着型の掲示板として多様な話題が取り上げられる一方、マナーの悪い投稿やトラブルに発展するケースが指摘されています。
特に、風俗店・パチンコ・出会い系といったセンシティブなジャンルを扱う掲示板が多いため、意見が対立しやすい環境が形成されているのも事実です。
ただし、これらのジャンル自体が問題というよりは、匿名性を悪用して感情的な投稿や攻撃的な言動が生まれる点が課題となっています。
また、各板で独自の文化が形成されており、外部の利用者には理解しづらい部分があるため、誤解や対立のきっかけになるのかもしれません。

爆サイでは多くの人が利用する利便性がある一方で、マナーを守る意識の向上がより良い利用環境を作る鍵になると考えられます。
爆サイで悪口や誹謗中傷を書かれた時の対策

爆サイに名誉を傷つけるような悪口や誹謗中傷を書かれた場合の対策を3つ紹介します。
自分で対処する方法もありますが、風評被害対策専門業者を利用する方法もあるので参考にしてみてください。
自分で書き込み投稿に削除依頼をする
爆サイの不適切な投稿に対しては、自分で削除依頼ができます。
各スレッドの下部にある「削除依頼」ボタン
削除依頼フォームにアクセス
必要な情報を入力。
返信用メールアドレス・削除したいレス番号・通報区分・削除依頼理由などを入力
そして申請します。
削除理由は、具体的にどの利用規約に違反しているかを明確に記述しなければなりません。
削除の受理には、送信後にメールで送られてくるURLをクリックします。削除の可否は通常72時間以内に判断されます。

ただし、すべての削除依頼が受理されるわけではないので、経過を見守る必要があります。
自分でスレッドごと削除依頼をする
スレッド全体の削除を希望する場合も、同様に削除依頼フォームを利用します。
削除依頼時にはスレッド番号とタイトルが自動でフォームに入力されるため、削除理由の詳細な記入が必要です。
利用規約違反の法的根拠に基づいた説明が必要で、削除理由が明確であれば削除される可能性が高まります。

スレッドごとの削除依頼の場合も、すべての削除依頼が受理されるわけではありません。
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風評被害対策を専門業者に依頼する
風評被害により、企業や個人は経済的損失や社会的信用の低下・精神的苦痛など、多岐にわたる被害が発生すると考えられます。
多くの人々は、このような被害に対処するために弁護士のみに相談可能だと考えがちですが、実は風評被害対策業者に依頼するのも一つの選択肢です。
風評被害対策業者では、サジェスト対策・SEO対策・MEO対策・逆SEO対策などの技術を提供しています。
逆SEO対策
逆SEO対策は、ネガティブな内容が検索結果の上位に表示されるのを防ぐために、そのページの検索順位を下げる戦略です。
悪意あるコンテンツを検索エンジンから見えにくくし、実際の被害を最小限に抑える効果が期待できます。
サジェスト対策
サジェスト対策は、検索エンジンで提示される検索ワード候補に表示されるネガティブな単語やフレーズを非表示にする方法です。
これには「詐欺」や「炎上」など、企業や個人に不利益をもたらす可能性のあるワードが含まれます。
また、検索結果ページの下部に表示される関連ワードも対象とし、これらの非表示が可能です。
SEO対策
SEO対策は、GoogleやYahoo!などの一般的な検索エンジンで企業や個人のウェブサイトが上位に表示されるように最適化する取り組みです。
風評被害の場合、ネガティブな内容や不正確な情報が検索結果の上位にあると、その情報が真実であると誤認されるリスクがあります。
こうした情報を抑制し、正確でポジティブな内容を推進するために、SEO対策が効果的です。
MEO対策
Googleマップなどの地図サービスでビジネスの位置情報が正確に表示され、良いレビューが上位に来るように最適化する活動です。
風評被害がある場合、悪いレビューや誤った情報がマップ結果に表示されると、直接的に顧客の減少やビジネスイメージの損害につながる可能性があります。
MEO対策により、これらの問題に対処し、地域社会での信頼性を保持できます。
専門業者に依頼するメリット
専門業者に風評被害対策を依頼することは、多くの利点を持っています。
特に、デジタルマーケティングの知識を有する専門業者は、インターネット上の問題に迅速かつ効果的に対応することができます。

風評被害対策業者は、時間やコスト面から考慮しても、賢明な選択といえるでしょう。
開示請求して相手を特定する
爆サイで誹謗中傷を受けた場合、まずは投稿者の特定が必要です。
開示請求手続きを通じて、IPアドレスやタイムスタンプなどの発信者情報の入手ができ、投稿者が利用しているインターネットプロバイダの特定・氏名や住所などの情報が得られます。
投稿者が特定できた後、次に考えるべきはどのように対応するかです。
選択肢としては、まず仮処分を申し立て、迅速に投稿削除命令を求める方法があります。
仮処分とは、裁判所が被害を防ぐために一時的な措置を講じるもので、投稿内容の削除命令が可能です。その後、示談交渉を行い、金銭的な解決を図ります。
一方で、投稿者に対する法的責任を追及した上で訴訟を提起し、損害賠償請求を行う選択肢もあります。どちらの方法を選ぶかは、投稿内容の悪質さや損害の大きさに応じた判断が重要です。

誹謗中傷に悩んでいる場合は一人で抱え込まず、早期に専門家に相談することをおすすめします。
あまりに悪質なら警察に相談する
爆サイでの誹謗中傷があまりに悪質で刑事事件に該当する場合は、警察に相談ができます。
地域密着型の掲示板で個人情報が含まれるケースでは深刻な事態に発展する可能性があり、早急な対応が求められます。
警察に相談するメリットは捜査機関による専門的な調査や、刑事告訴を通じて加害者に対する刑事罰を科せられる点です。
また、警察の介入は再発防止にもつながる可能性があり、誹謗中傷の抑止力となる効果が期待できます。
ただし、警察に相談する際には証拠を確保しておかなければなりません。スクリーンショットや書き込み内容のURLを保存しておくと、捜査がスムーズです。

警察は民事不介入であるため、投稿削除や損害賠償の請求には民事訴訟が必要です。警察への相談は、あくまで重大な被害がある場合に検討すべき手段だと認識しておきましょう。
爆サイの削除依頼フォームの書き方のポイント

爆サイで誹謗中傷や違反投稿を削除依頼する際は、以下のポイントを押さえて効果的に削除依頼を行いましょう。
必要項目を正確に記入する
削除依頼フォームには必須項目がいくつかあります。必ず以下の項目を正確に記入してください。
上記は削除依頼をスムーズに処理するために不可欠な情報です。
依頼内容を明確に記述する
削除依頼をする際は、依頼内容を簡潔かつ具体的な記載が求められます。以下のポイントを参考にしてください。
自己紹介から始め、依頼者の立場を明確に伝えます。
削除したい投稿が爆サイの利用規約にどの部分で違反しているのかを説明します
権利侵害や実害がある場合は、その旨を具体的に書きます。
誇張や感情的な表現は避け、事実に基づいた内容で書くことが重要です。
爆サイの削除依頼フォームの例文
以下は削除依頼フォームの書き方の例です。ぜひ、参考にしてみてください。
件名:【削除依頼】スレッドNo.〇〇〇〇〇〇〇 レス番号#〇〇〇〇
爆サイ.com 運営者様
下記のスレッド・レス番号に投稿された記事につきまして、削除依頼をいたします。
スレッドNo.:〇〇〇〇〇〇〇
スレッドタイトル:〇〇〇〇〇〇〇
レス番号:#〇〇〇〇
当該レスの投稿内容は、爆サイ利用規約第3条「禁止事項」5に該当し、他人の名誉、社会的信用、プライバシー、肖像権などの権利を侵害する行為にあたります。
この投稿により、私の名誉や社会的信用が著しく傷つけられ、精神的な苦痛を受けております。
つきましては、該当投稿の早急な削除をお願い申し上げます。

爆サイでは、スレッド内の複数の書き込みを削除したい場合でも、1つのレスごとに個別に削除依頼を行う必要があります。このポイントを守らないと、依頼が無効になる可能性もあるので注意してください。
削除依頼を送る際のポイント
削除依頼をスムーズに完了するためには、以下のポイントも抑えておくと良いでしょう。
【威圧的な言葉を使わない】
削除依頼には冷静かつ礼儀正しい言葉遣いを心がけましょう。威圧的な表現は逆効果となり、依頼が受け入れられない原因になるかもしれません。
【確認メールで手続きを完了させる】
削除依頼を送信した後、爆サイから認証メールが届きます。メール内のURLをクリックすると、削除依頼が正式に完了します。必ずメールを確認し、手続きを確実に進めましょう。
【72時間ルールを守る】
同じ内容の削除依頼を連続して72時間以内に送信すると、業務妨害と見なされる可能性があります。ルールを守って、適切なタイミングで依頼を行う必要があります。

爆サイで誹謗中傷を受けると、文面にも感情的な表現を使ってしまう心配があります。
節度を持って文章を作成し、認証メールやルールの確認も忘れないように注意してください。
スレッド全体を削除したい場合
もしスレッド全体を削除したい場合は、レス番号欄に「0」を入力して申請します。
この手続きでは、特定のスレッド全体の削除が可能となります。
爆サイの削除依頼フォームは他の掲示板サイトと比べて厳格な手続きが求められるため、十分に注意しながら記入しましょう。
適切な手続きを踏むと、誹謗中傷の迅速な解決が期待できます。
爆サイへの削除依頼が通りにくいケースとは?

爆サイに投稿された誹謗中傷を削除したくても、状況によっては削除依頼が通らないことがあります。
特に以下のようなケースでは、削除が受け付けられにくくなる傾向にあります。
- 投稿内容が法律・規約違反と認められない場合
- 申請情報に誤りや不足がある場合
- 申請方法がルール違反になっている場合
以下に爆サイで削除依頼が通りにくい具体例をまとめました。
削除が通りにくい理由 | 投稿の内容例・状況 |
---|---|
①法律・規約違反に該当しない投稿 | 「店の対応が悪い」「潰れるらしい」 |
②申請情報が不足・不正確な場合 | レス番号の記載漏れ、スレッド全体の一括申請 |
③ルール違反の申請方法 | 72時間以内に複数回同じ削除依頼を送る |
たとえば、主観的な不満や憶測だけでは名誉毀損・プライバシー侵害と認められず、削除対象外となることがあります。
また、申請情報が不足・不正確である場合も投稿の特定ができず、運営が削除可否を判断できないことから申請が却下される場合もあるのです。
さらに、爆サイでは同一内容の削除依頼は72時間空けるというルールがあります。
これに違反して短期間に何度も同じ依頼を出すと、申請者がブラックリストに登録され、今後の依頼が無視されるリスクもあるのです。
「削除依頼を通すには、「法的・規約的に明確な違反内容」「レス番号・URLなどの正確な記載」「申請回数や方法をガイドラインに沿う」ことが鉄則です。」
爆サイの誹謗中傷に削除依頼を出したのに反応がない理由は?

通常、爆サイでは削除依頼後72時間以内に対応されますが、内容が曖昧だったり情報不足だと、運営が保留または却下することがあります。
申請の見直しと再提出を検討しましょう。
爆サイは「削除人」と呼ばれる運営担当者が、通報から72時間以内を目安に対応する体制を取っています。
72時間以上経過しても対応がない場合は、申請が不十分だったり違反と認められなかった可能性があります 。
特にURLやレス番号なし、権利侵害の根拠不提示、複数のレスをまとめて申請などは、運営が判断できず無視されがちです。
削除依頼に反応がない場合は、72時間の対応期間を過ぎているかをまず確認しましょう。
その上で「正しい情報・明確な根拠」を添えて丁寧な文章で再申請をすると、再度対応を検討してもらえる可能性が高まります。

削除依頼を出しても反応がない場合、申請内容に不備がある可能性が高いです。
72時間以内に対応がないときは、申請内容を見直し、ルールを守って再申請することが重要です。
爆サイの開示請求は難しい?

爆サイのような匿名掲示板サイトにおける発信者情報の開示請求は、個人で行うには難易度が高いとされています。ここでは、爆サイの開示請求に関する情報を解説します。

実際、弁護士や警察からの依頼がなければ、爆サイ側が発信者情報を開示することは少ないのが現実です。
もし、自分で開示請求を行いたい場合は、風評被害を用いた対応策を選ぶのも1つの手段です。
自分で開示請求はできるの?
爆サイでの開示請求は可能ですが、個人で行うには難易度が高いとされています。
爆サイ側は匿名で投稿された内容について、弁護士からの依頼には応じているものの、個人からの直接的な削除請求には消極的です。
そのため、開示請求を自分で試みるよりも、専門的な知識を持つ風評被害対策会社への依頼がおすすめです。
風評被害対策対策会社は開示請求に必要な手続きを代行し、問題解決に向けたサポート提供が期待できます。
名誉毀損で訴えた場合の慰謝料相場
爆サイで書き込まれた悪口や誹謗中傷が侮辱罪や名誉毀損に該当する場合、慰謝料の請求が可能です。慰謝料の金額は、権利侵害の内容によって異なります。
例えば、侮辱罪の場合の慰謝料相場は、数万円程度にとどまるのが一般的です。
しかし、名誉毀損の場合は個人で10万円〜50万円程度、企業で50万円〜100万円程度が相場といわれています。
また、投稿者の特定にかかる弁護士費用の全額請求は難しく、一部の費用しか請求できない可能性があります。
訴訟前には弁護士に相談し、費用面も含めた詳細な見積もりを取るようにしてください。
開示請求を受けた場合の拒否の可否
開示請求を受けた際、状況によっては開示を拒否できる場合があります。
ただし、警察や裁判所からの要請がある場合や個人情報が不正に公開された事例など、一定の条件下では開示請求に応じなければなりません。
そのため、開示の拒否は難しく、法的に義務を負うケースもあります。しかし、開示請求が不当であると感じる場合には、異議の申し立ても可能です。
開示請求を拒否できるケース
開示請求が拒否できる具体的な例は、以下の通りです。
身に覚えのない場合(第三者による侵害行為): 例えば、他人があなたのアカウントを使用して書き込みを行っていた場合など。
請求者個人を特定してなされたものではない場合(同定可能性がない): 書き込みが具体的な個人を指しておらず、誰を対象としているか不明瞭な場合。
名誉やプライバシーが侵害されていない場合(権利侵害がない): 書き込みが単なる意見や批評で、法的に保護される名誉毀損・プライバシー侵害に該当しない場合。
開示請求を拒否した場合のリスク
開示請求を拒否すると、以下のリスクが発生するかもしれません。
請求者が裁判を起こし、裁判所が開示を命じる場合は開示拒否が不可能です。
裁判で開示が命じられた場合、損害賠償の増額や弁護士費用の負担を求められる可能性があります。
開示請求への適切な対応
開示請求に対しては、「発信者情報開示に係る意見照会書」が届いた場合、直ちに法律の専門家に相談することが重要です。
弁護士は法的観点から請求の妥当性を評価し、適切な対応策のアドバイスが期待できます。

異議申し立てや削除請求を活用して、不当な開示請求から名誉を守り、風評被害を防げます。これにより法的権利が保護されます。
爆サイの誹謗中傷を放置するとどうなる?【個人の場合】

爆サイの誹謗中傷を放置すると、精神的ストレスに加え、就職活動や人間関係、ネット評価にも悪影響を及ぼすおそれがあります。
近年は採用時にSNS等を確認する企業も多く、軽視できません。
ここでは、爆サイの誹謗中傷を放置することで、個人にどのようなリスクが生じるのか、具体的に解説していきます。
精神的ダメージが蓄積する
爆サイなどで誹謗中傷を受け、それを放置してしまうと、精神的ダメージが徐々に蓄積し、うつ症状や社会的孤立などに発展する可能性があります。
精神的ダメージは、仕事や職場の人間関係に悪影響を及ぼすこともあるため注意が必要です。
2021年に実施された全国の正社員1,200名を対象とした調査では、週1回以上の頻度でサイバーいじめを受けた人の多くが心理的ストレスを抱えていました。
従来型のいじめと併せて被害を受けていた層では、不眠症のリスクが6.3倍、孤独感のリスクが3.2倍に上昇していたことが明らかになっています。
たとえ匿名の書き込みであっても、誤解や噂が一人歩きすれば、同僚や取引先からの信頼を失い、孤立や休職に追い込まれる可能性もあります。

ネット上の中傷は「たかが掲示板」と軽視せず、早期に削除対応や専門家への相談を行うことが、精神的健康を守るうえで非常に重要です。
就職活動に悪影響が出る
就職活動中に爆サイでの誹謗中傷が見つかると、不採用の大きな要因になるおそれがあります。
現在、多くの企業が選考前に応募者の名前をインターネットで検索し、「逆採用(応募者のSNSやネット情報を企業が事前にチェックすること)」や「SNSチェック」を実施しています。
朝日新聞の報道によれば、匿名のSNSアカウントやネット投稿を企業が調査した結果、対象者の約3割に中傷や虚偽の情報などの懸念行動が見つかり、選考辞退や不採用の判断につながった事例もあるのです。
SNS上の書き込みは、たとえ内容が事実と異なっていても、一度目に触れてしまえば自分の話を聞いてもらう前に評価に影響してしまいます。
特に新卒や中途採用では、ネット上の情報も人柄やリスク管理能力の一部としてチェックされる傾向が強まっています。

誹謗中傷を放置していると、SNSチェックや逆採用によって企業側に誤解を与え、不採用の一因となるリスクがあります。
自分の名前で一度検索し、不要な投稿がないかを確認することが大切です。
友人・家族・恋人など人間関係が壊れる
ネット上の誹謗中傷を放置すると、友人や家族、恋人との信頼関係が壊れ、関係が疎遠になるリスクがあります。
QO社の全国調査では、誹謗中傷を見た人のうち約32%が「関わりたくない」と回答しています。
たとえば、爆サイなどに悪質な書き込みがあると、それを見た友人が「話しかけづらい」と距離を置くおそれもあるでしょう。
また、家族や恋人が書き込みの内容を信じ込んでしまえば、信頼関係にひびが入り、生活に支障が出るかもしれません。
このように、誹謗中傷を放置するとさまざまな人間関係に悪影響が生じます。
公開前の投稿確認や定期的なネット検索を習慣化し、誤解や人間関係のトラブルを未然に防ぐことが重要です。

ネット上の誤情報は、身近な人との信頼関係にも影響を及ぼします。
ちょっとした疑いがきっかけで、相手との関係が知らないうちに遠くなってしまうおそれもあります。
検索結果やサジェストにネガティブ情報が定着する
爆サイの誹謗中傷を放置すると、検索結果やサジェストにネガティブ情報が定着し、長期的に不利益を被るおそれがあります。
検索エンジンは、ユーザーの検索傾向やクリック数、表示頻度などをもとに、検索結果やサジェストを自動生成するからです。
たとえば、名前で検索した際に「○○ ブラック」「○○ 事件」といったワードがサジェストに表示されると、閲覧者に悪い印象を与えてしまうでしょう。
爆サイなどの誹謗中傷を放置すると、就職や取引先の調査などで悪影響を及ぼす可能性があるのです。
また、ネット上の書き込みは一度投稿されると「デジタルタトゥー」として長期間残りやすく、自力での削除は困難といえます。
関連記事:デジタルタトゥーとは?企業に襲い掛かる風評被害とその事例
このようにネガティブな情報が検索結果やサジェストに定着すると、長期的に信用や人間関係に悪影響を及ぼします。

時間が経っても、ネット上の情報は簡単には消えず、残り続けることがあります。
そのため、早めに風評被害対策を行い、検索結果の印象を整えることが重要です。
爆サイの誹謗中傷を放置するとどうなる?【企業・団体の場合】

爆サイでの中傷を放置すると、企業の信頼や業績、採用活動、株価評価にまで悪影響が及ぶおそれがあります。
ここでは、企業・団体が誹謗中傷を放置した場合に直面しうる具体的なリスクについて解説します。
売上・収益が減少する
爆サイで誹謗中傷が広まると、商品やサービスへの悪評が拡散され、顧客離れにより売上や収益の減少に直結するおそれがあります。
消費者庁の「令和5年度 消費者意識基本調査」によると、63.9%の人が「否定的な口コミを見て購入をためらうことがある」と回答しています。
この調査結果は、わずかな悪評でも購買判断に影響を与えることを示すものです。
このように、匿名掲示板の悪評が検索に出ると企業イメージに悪影響を及ぼす可能性があります。
また、爆サイなどに書かれた悪質な書き込みは放置すれば「デジタルタトゥー」として長期に残るおそれもあるため、早期の風評被害対策が必要です。

ネット上の悪評は、たった1件でも顧客の購買行動に影響を与えます。企業の信頼を守るためにも、誹謗中傷への迅速な対応が欠かせません。
優秀な人材の採用が難しくなる
爆サイなどで「ブラック企業」などのネガティブな噂が広まると、企業の評判が落ち、優秀な人材が集まりにくくなります。
2023年のエン・ジャパンの『エン転職』ユーザー8,622名のアンケートでは、61%が選考辞退を経験し、そのうち27%が「ネットで良くない口コミを見た」ことを理由に面接前に辞退していました。
この結果から、ネット上の噂が応募候補者の意思決定に強く影響していることが分かります。
悪評や風評被害により企業へのイメージが低下すると、働きたいと思う人が減り、いい人材が集まりにくくなります。
その結果、人材不足や採用コストの増加といった負の連鎖を招くおそれがあるのです。
こうした事態を防ぐには、爆サイやSNSの情報を常にチェックし、ネガティブな投稿に対して迅速に対応することが大切です。
また、正しい情報を積極的に発信することで、採用ブランドの維持・回復を図る必要があります。

採用活動では、企業の評判が応募者の意思決定に直結します。
ネット上の悪評は、優秀な人材を遠ざける大きなリスクとなり得るため注意が必要です。
取引先・金融機関からの信頼が失墜する
爆サイなどの掲示板で企業の誹謗中傷が拡散されると、信用不安につながり、取引先や金融機関からの信頼を失うおそれがあります。
実際、大手企業の管理職111名を対象とした調査では、約6割が「ネット上の評判を理由に取引を見送った経験がある」と回答しています。
その理由で最も多かったのは「信用できない印象を持ったから」(64.6%)でした。
従来の与信評価は決算書や売上実績などの財務情報に依存していましたが、近年では「財務実績だけでは信用力を測れない」との課題が指摘されています。
日本銀行の報告でも、スタートアップなどが資金調達で苦戦する要因として「財務以外の情報の不足」が挙げられています。
こうした背景から、金融機関ではネット上の風評やSNSの評判も評価対象になるケースが増えており、悪評の放置は資金調達や経営基盤にも影響を与えかねません。

ネット上の悪評は信用調査や融資審査にも影響する時代です。
放置すれば経営に打撃を与えるため、爆サイやSNSの監視と早期対応が欠かせません。
株価やIR評価に悪影響が生じる
掲示板での誹謗中傷がSNSやニュースに波及すれば、風評によって株価が下落するリスクがあります。
実際、インターネット上の評判が投資家の判断に影響を与えるケースは増えており、企業価値やIR評価にも悪影響を及ぼす可能性があります。
「IR評価」とは、企業が株主や投資家に対して適切に情報を発信し、信頼関係を築いているかどうかを測るものです。
ネット上でネガティブな情報が拡散すれば、IR活動への疑念が生じ、評価低下の原因になってしまいます。
企業は爆サイなどの掲示版やSNS、関連メディアの書き込みを常時モニタリングし、迅速に対応する体制が不可欠です。

ネット上の誹謗中傷は投資家心理に影響し、株価やIR評価の低下を招くおそれがあります。対応を怠れば企業価値も損なわれかねません。
爆サイの誹謗中傷の事例

ここでは、実際に爆サイで発生した誹謗中傷の事例を紹介します。
爆サイ利用のリスクを理解し、トラブル回避のヒントにしてみてください。
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個人情報が晒された被害
ある被害者は、スレッド上にフルネームや外見に関する悪口・車の車種やナンバー・以前の職場の情報を晒され、深刻な被害を受けました。
これを受け、被害者は弁護士を通じて裁判を起こし、開示請求を実施。その結果、書き込みに使用されたプロバイダー利用者の実名が判明しています。
利用者は同じ市内に住む人物であったものの、被害者にとって名前に覚えがなく、学校や職場での関わりがない人物でした。
しかし、書き込み内容から、被害者の詳細な情報を知っており、不審な状況が浮き彫りとなっています。
このような事例は、匿名掲示板が持つ情報拡散の利便性が、個人の名誉やプライバシーを侵害するリスクにもつながることを示しています。
誹謗中傷の被害を受けた場合は、法的手段を用いて冷静な対処が大切です。

法的措置を通じて加害者を特定できても、特定までのプロセスは精神的な負担が大きいとわかる事例です。
風俗店従業員への投稿
風俗店で働く被害者は、掲示板上で「性格が悪い」「業界を引退しろ」「店を辞めろ」といった誹謗中傷を受けており、さらに「〇〇(被害者)は△△の悪口を爆サイに書き込んでいる」といった虚偽の投稿までされてしまいました。
被害者自身、書き込みを気にしないよう努めていますが、やはり内容が気になり掲示板を確認してしまうといった状況です。
以前、別の勤務先において過激な投稿があった際、開示請求を検討しながらも、精神的な負担や手続きへの不安から泣き寝入りしてしまった経験があるとのことです。この後悔が、現在の状況をさらに苦しめています。

このような誹謗中傷に対して、被害者が開示請求や訴訟を検討するケースが増えています。
具体的には、書き込みが名誉毀損や侮辱罪に該当する可能性があり、法的手段を取ることで加害者の特定や損害賠償請求が可能であると考えられます。
実名記載による被害
被害者は自分の名前がスレッド上で記載され、さらに誹謗中傷を受けました。
弁護士に相談し法的手続きを進め、加害者を特定。現在は削除依頼と和解交渉を進めています。
しかし、相手が障害年金受給者かつ無職であるため支払能力が限られており、賠償額が30万円程度にとどまる見込みです。
また、別の投稿についても同じ加害者が書き込んだ可能性が高いものの、本人はそれを否定しています。被害者は弁護士に相談後、この投稿に「いいね」ボタンが押されるなど、不審な行動が続いていることに困惑しています。
スレッドも削除されず、検索すると上位に表示されるため、被害者の精神的負担は続いています。

この事例は、匿名掲示板での誹謗中傷被害がどのような困難を伴うかを示しており、被害者が適切な対応を取る重要性を浮き彫りにしています。
人間関係のトラブルから発展した事例
ある夫婦は、知人とのトラブルをきっかけに爆サイ上でプライベートな内容を暴露されました。
その結果、被害者側の妻は深刻な中傷を受けて精神的に追い詰められたとの事例です。
書き込みの内容は、近しい人物にしか分からない情報が含まれており、投稿者として心当たりのある相手がすぐに浮上。
怒りが収まらない夫は、書き込んだ相手を探る目的で、その人物に関する内容を爆サイに投稿しました。
これにより、相手が反応し、投稿者が該当人物であるとほぼ確定しましたが、相手は自身の書き込みを棚に上げ、夫の投稿を警察や弁護士に相談すると主張。事態はさらに複雑化しました。

この事例は、誹謗中傷が生む感情的な反応がさらなるトラブルを引き起こすことを示しています。被害を受けた場合は冷静に対処し、専門家の助けを借りた問題解決が必要です。
不倫掲示板への個人名の書き込み
被害者は、不倫掲示板に個人名を含む虚偽の投稿をされる誹謗中傷の被害に遭いました。
この被害者は、掲示板の噂が広がり、自分の名前が書かれていると人づてに聞いたことで確認。
結果、虚偽情報の投稿を発見し、職場での居心地が悪くなり、退職を余儀なくされました。
被害者は、投稿内容がまったくの事実無根であるにもかかわらず精神的なダメージを受け、日常生活に支障をきたすほど傷ついています。
また、過去にストーカー的な言動をしていた人物が自分への不満から書き込んだのではないかとの予測もついているとのことです。

この事例は、匿名掲示板での無責任な書き込みがいかに大きな影響を与えるかを物語っています。虚偽情報の拡散を防ぐため、被害者は冷静な法的手段を取らなければなりません。
爆サイでの誹謗中傷を未然に防ぐ予防策

爆サイでの誹謗中傷を未然に防ぐには、投稿の早期発見や社内モラルの向上、証拠の保存体制、そして冷静な対応力など、多角的な対策を講じることが大切です。
以下では、具体的な予防策を順にご紹介します。
センシティブ投稿を早期発見するモニタリング体制
爆サイなどにおける誹謗中傷を未然に防ぐには、Web監視ツールやキーワードアラートを活用し、ネガティブ投稿をリアルタイムで検知できる体制が不可欠です。
総務省の「違法・有害情報相談センター」によると、2023年度の相談件数は6,463件に上り、企業や団体からの通報も一定数あります。
このことからも、ネット上でのトラブルは他人事ではなく、どの企業にも起こり得るリスクといえるでしょう。
炎上や風評被害は対応が遅れると被害が拡大するおそれがあるため、投稿を見逃さない体制が重要です。
爆サイ対策に必要な体制を以下にまとめました。
モニタリング方法 | 特徴 |
---|---|
Web監視ツール 例:BuzzSpreaderなど | 掲示版(爆サイなど)・SNSを自動収集 |
キーワードアラート | 特定ワード(社名、代表名+悪評語)を設定可能 |
AI分析機能付きモニタリング | 感情分析・スコアリングで深刻度を自動判定 |
日々の投稿を網羅的に監視するには、人的対応だけでなく、Web監視ツールやキーワードアラートを活用した自動検知体制の導入が有効です。

誹謗中傷や炎上の初期段階を早期に発見し、即時に対策へ移れる仕組みがリスク管理の鍵といえるでしょう。
特に企業イメージや信用が重要となる現代においては、こうしたモニタリング体制が企業価値の維持につながります。
社内・個人のモラル向上と利用ガイドライン策定
社内や個人のモラル意識を高め、SNSや掲示板の利用ルールを整備・教育することは、誹謗中傷や炎上リスクを抑えるうえで重要です。
特に近年は、従業員による投稿が企業全体の信頼を揺るがす事態につながることもあるため、組織としての対策が求められます。
関連記事:従業員(社員)の不祥事と企業が取るべきトラブル対応マニュアル7箇条
デジタル・クライシス総合研究所の調査では、SNSポリシーと利用規約を公開している日経225社は62社、必要項目を網羅したガイドラインを整備している企業はわずか9.7%でした。
このような課題を解決するために、有効とされる具体的な取り組みを以下にまとめました。
施策内容 | 詳細 |
---|---|
利用ルールの整備 | 誹謗中傷・機密漏えいなどの禁止行為を明文化 |
モラル研修の実施 | SNSリスクや炎上事例を学ぶ研修を定期実施 |
投稿前のチェック体制 | 複数人で投稿内容を確認する仕組みを導入 |
ルールをきちんと整備して、教育体制も充実させれば、リスクを避けながらも説明責任をしっかり果たせるようになります。

ガイドラインの整備と定期的な教育により、誹謗中傷や情報漏えいのリスクを防ぐ環境づくりが重要です。
証拠保存とログの記録・整理
爆サイでの誹謗中傷が発生した場合、スクリーンショットや投稿日時、URLなどを正確に保存・整理しておくことが重要です。
これらの記録は、投稿が削除された後でも被害の事実を証明する重要な根拠となります。
法務省や弁護士会も「証拠の確保」を推奨しており、仮処分や発信者情報開示には客観的な証拠が求められます。
誹謗中傷対策として整理しておくべき、客観的な証拠例は以下のとおりです。
記録内容 | 詳細 |
---|---|
スクリーンショット | 爆サイの投稿画面(URL・日時・サイト名を含む) |
投稿日時の記録 | 時刻表示やPC時計と一緒に記録 |
URLの保存 | 投稿の個別URL(スレッド・投稿ID単位) |
投稿者のIDやアカウント名 | 「名無し」以外の記載がある場合に控えておく |
PDF保存・印刷 | 投稿画面をPDF化や印刷 |
ネット上の誹謗中傷は、投稿後削除されることもあるため、被害を受けた時点ですぐに証拠を保存することが重要です。
また、証拠の信頼性を高めるためにも、改ざんのない状態で時系列ごとに整理しておくとよいでしょう。

客観的な証拠は、法的措置を行った際や交渉時に有利になる可能性があります。日頃から証拠保存とログの記録の意識を持つことが大切です。
誤情報に冷静に対応するための準備
爆サイなどで誤情報がネット上で拡散されても混乱せず対処するためには、普段から正しい情報を迅速に発信できる準備をしておくことです。
中小企業庁支援サイト「J-Net21」では、誹謗中傷やデマが発生した場合、事実関係を迅速に確認し、誠実に対応することが信頼回復に繋がるとしています。
爆サイなどの掲示版やソーシャルメディアなどで誤情報が拡散されても慌てず冷静に対処することで、誤情報の拡散を抑制できる場合もあります。
情報を発信する場合は、必ず公式の場で行うことも重要です。
また、誤解や不安を広げないためにも、あらかじめ対応フローや広報体制を整えておくことも大切です。

誤情報が広まっても、冷静に対応できる準備があれば被害拡大を防げます。
正確な情報を迅速に発信できるよう普段から体制を整えておくことが重要です。
爆サイの悪口や誹謗中傷ってバレる?

爆サイは匿名掲示板ですが、法的問題により投稿者が特定されるケースもあります。
ここでは、投稿者が特定される状況と、そうでない場合の条件を解説します。
爆サイの匿名性と投稿者特定のリスク
爆サイでの悪口や誹謗中傷は、その多くが匿名で行われますが、匿名性は絶対ではありません。
法的な問題である名誉毀損・侮辱・業務妨害などの権利侵害が生じると、裁判所を通じてIPアドレスやその他の接続記録が開示されます。
また、爆サイが保存するサーバーログデータが法的手続きを通じて警察などの捜査機関に提供されるケースもあります。

軽い気持ちで書いた誹謗中傷や悪口から個人が特定され、刑罰につながる事態になると気づいていない利用者も多いようです。
バレない場合もゼロではない
爆サイでの悪口や誹謗中傷が必ずしも発覚するわけではありません。
内容が軽微で、被害者が特定できない場合などでは、法的措置が難しくなります。そのため、投稿者が特定されない可能性もあります。
また、投稿内容を証明するための証拠が不足している場合、特定はさらに困難になります。
例えば、スクリーンショットがない、またはログデータが適切に保管されていない場合が該当します。
投稿が迅速に削除されてしまうと、証拠が失われ、追跡は不可能ですが、サーバーには一定期間ログが保存されているため、完全に匿名であるとは言えません。

投稿が迅速に削除されても、誰かがスクリーンショットやコピーを保存していれば、その後拡散される可能性があります。拡散されると完全に消去することが難しく、ネットの怖さを感じます。
知恵袋でよく見る爆サイの質問

知恵袋では、爆サイに関する質問がいくつかみられます。ここでは、質問内容を紹介します。
誹謗中傷対策への質問
知恵袋で多くみられるのが、爆サイで自分や他人が誹謗中傷を受けた場合の対処法についての質問です。
特に、「爆サイで個人情報を晒された場合、どうすればいいか?」という内容が多く、削除依頼の方法や法的手段についての情報を求める声が目立ちます。
また、「爆サイで誹謗中傷を書き込んでしまったが、削除できるか?」との質問もあり、弁護士への相談が推奨されています。
爆サイの存在意義への質問
「爆サイはなぜ閉鎖しないのか?」と、爆サイの存在意義に関する質問も多くみられます。
爆サイが存続する理由や運営者の正体、さらに社会的影響との関連性について関心を持っていると考えられます。
質問者からは誹謗中傷や個人情報の流出が深刻な問題として指摘されており、法的対応や運営側の責任についての質問が顕著です。
アクセス禁止の理由と解除方法に関する質問
爆サイのアクセス禁止(アク禁)について、ユーザーからは具体的な基準や解除方法についての質問が多く寄せられています。
アクセス禁止の主な原因は、利用規約や掲示板のローカルルール違反・誹謗中傷・個人情報の投稿・スパム行為などです。
また、アクセス禁止には一時的なものと永久的なものがあり、その判断は管理者の裁量に委ねられるため、意図せず違反してしまうケースも少なくありません。
書き込みの信憑性に関する質問
爆サイの書き込みは匿名性が高く、個人では情報の真偽を判断できません。
匿名の書き込みはどこまで信用できるのか、根拠のない噂や偽情報の拡散に対する懸念があり、知恵袋で回答を求める方がみられます。
また、地域特有の情報は、一般的なニュースサイトや大規模な情報源では取り上げられる機会が少ないため、真偽を確認する手段が限られています。
その結果、掲示板上の情報がそのまま事実として受け取られやすくなっているようです。

爆サイに関する疑問や不安な気持ちをどこに相談すればいいのか分からないので、同様に匿名性の高い知恵袋に相談する方が多いのだと考えられます。
爆サイの悪口、誹謗中傷対策のまとめ
爆サイで悪口や誹謗中傷を受けた場合、削除依頼・警察への相談・投稿者の特定と法的措置などの対策があります。削除依頼は個人から行うと対応されにくい傾向にあります。
誹謗中傷が名誉毀損罪や侮辱罪に該当する場合は、警察に相談して刑事事件として捜査されますが、民事問題に関しては警察の管轄外です。
また、投稿者を特定するためにはIPアドレスの開示請求が必要です。爆サイ運営に対して開示請求を行い、それでも情報が得られない場合は裁判所に申し立てれば、発信者情報の取得ができます。
しかし、個人では難しい対策であるため、風評被害の拡大・名誉毀損を防ぐには専門の対策会社に相談することが賢明です。
一人で悩まずに、プロのサポートを活用して、早期の解決を目指しましょう。
#爆サイ #爆サイ対策
爆サイでの悪口・誹謗中傷問題を早期に解決するためにも、削除依頼や開示請求のプロセスを事前に確認しておきましょう。