近年、インスタ(Instagram)のアカウントが乗っ取られる被害が増えています。
知らないうちにアカウントが他人に操作され、勝手に投稿されたり、詐欺行為に悪用されたりするケースが後を絶ちません。
特に、メールアドレスやパスワードが変更されると、アカウントの取り戻しが難しくなり、最悪の場合は削除しなければならなくなります。
なぜインスタ(Instagram)が乗っ取られるのか、その原因としてはフィッシング詐欺や簡単すぎるパスワードの使用などが考えられます。
また、乗っ取る側の目的としては、個人情報の抜き取りや詐欺行為、スパムの拡散などが挙げられます。
本記事では、インスタの乗っ取りの確認方法・被害にあった際の対処法・アカウントを取り戻す手順・さらには乗っ取りを防ぐためのセキュリティ対策を解説します。
SNS風評被害でお困りの方
関連記事
・なりすましとは?メールやSNSの見分け方と風評被害対策
・SNS誹謗中傷を逮捕事例から弁護士相談まで徹底解説!
・ネット風評被害の影響と対策!業界別の誹謗中傷と事例紹介

逆SEO・サジェスト対策の
費用/対策期間を知りたい方
簡単1分!無料で資料を見る
コンテンツ目次
インスタの乗っ取りとは?

インスタの乗っ取りとは、第三者が不正に入手したIDやパスワードであなたのアカウントにログインし、操作する行為を指します。
乗っ取られると、勝手に投稿されたり、知らない相手にDMを送られたりするだけではありません。最悪の場合、アカウントを削除されてしまうケースも考えられます。
インスタの乗っ取りと似たものに「なりすまし」があります。「なりすまし」は、他人のふりをしてSNSに投稿したり、特定の人物とコミュニケーションを取る行為を指します。
なかには、乗っ取ったアカウントを使って本人になりすまし、フォロワーを騙して金銭を要求するケースも報告されています。
こちらの記事もおすすめ!
なりすましとは?メールやSNSの見分け方と風評被害対策

インスタの乗っ取りとなりすましは手口が異なるため、それぞれに応じた対策が必要です。
インスタの乗っ取りをする理由や目的

インスタの乗っ取りは単なる悪戯ではなく、さまざまな目的のために行われています。
特に近年は、金銭目的の詐欺・個人情報の不正取得・アカウントの売買など、悪質な手口が増加しています。
ここでは、インスタの乗っ取りが行われる主な理由を解説します。

逆SEO・サジェスト対策の
費用/対策期間を知りたい方
簡単1分!無料で資料を見る
個人情報の抜き取り
インスタの乗っ取りにより、登録しているメールアドレス・電話番号・氏名・生年月日などの個人情報が抜き取られる可能性があります。
こうした情報は、不正ログインやダークウェブでの売買・詐欺行為に悪用されやすく、一度流出してしまうと被害が拡大するかもしれません。
特に、盗まれた個人情報は以下のような悪用が報告されています。
リスク | 内容 |
他のサービスへの不正ログイン | インスタのパスワード流出により、他のSNSやショッピングサイト、銀行のアカウントも乗っ取られる可能性がある。 |
ターゲットの特定と詐欺への悪用 | DMや投稿内容から個人情報を分析され、知人になりすました詐欺に利用される可能性がある。 |
ダークウェブ上での売買 | 乗っ取られたアカウントの情報が闇市場で売買され、特にフォロワー数の多いアカウントは悪用されやすい。 |
インスタの乗っ取りを防ぐためには強力なパスワードを設定し、二段階認証を必ず有効にする必要です。
また、不審なログイン通知が届いた場合は、すぐにアクティビティを確認し、早急に対応する必要があります。

フォロワーとの信頼関係が揺らぐと、不安になったりやストレスを抱えたりといった原因にもなりかねません。
なりすましによる詐欺
乗っ取られたアカウントを利用し、フォロワーを騙して金銭を詐取する手口が増えています。
特に、なりすましによるDM詐欺は見分けがつきにくく、被害が拡大しています。
知らないアカウントからのメッセージだけでなく、フォロワーや知人になりすます手口もあるため注意が必要です。
フォロワーを狙った詐欺の手口
フォロワーに届く詐欺メッセージには、いくつかのパターンがあります。
「スマホが壊れてしまった!今すぐお金を送ってほしい!」
「プレゼント企画に当選しました!こちらのリンクから詳細を確認してください。」
「この動画を見て!https://~~~~ 驚きの内容だよ!」
「この投資で短期間で〇万円稼げる!チャンスを逃さないで!」
上記のような乗っ取り犯からのメッセージを信じてしまうと、金銭を騙し取られたり、フィッシングサイトに誘導されてアカウント情報を盗まれたりする危険性があります。
特に、フォロワーや知人になりすました場合、普段のやり取りと変わらないため、被害に遭いやすいのが特徴です。
企業やインフルエンサー、有名人のアカウントが乗っ取られた場合、その影響力を利用して詐欺が拡散されることもあります。
たとえば、フォロワーに対して偽の販売ページを案内し、偽ブランド品を販売するケースや、有名人になりすまして投資話を持ちかける手口が報告されています。
実際の事例
元DeNAヘッドコーチの高木豊氏もインスタの乗っ取り被害に遭い、フォロワーに注意を促した事例が報告されています。乗っ取られたアカウントを使って詐欺のDMが送られるなどの被害が発生し、多くのフォロワーが困惑する事態となりました。
参照:デイリー
被害を防ぐための対策
乗っ取られたアカウントの影響は、持ち主だけでなくフォロワーにも及びます。
不適切なコメントやスパム投稿は信頼を失うだけでなく、危険なサイトへ誘導される可能性もあるため、一刻も早い対処が必要です。

不審なDMには返信せず、怪しいURLはクリックしないよう注意しましょう。
アカウントの売買
「アカウントの売買はどこで行われているの?」「乗っ取られたアカウントは取り戻せる?」といった疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
そこで、アカウントの売買や乗っ取りに関するよくある質問をQ&A形式でまとめました。
アカウントが売買されるとどうなるの?
売買されたアカウントは悪意のある第三者に渡り、不正利用されるリスクが高まります。
個人情報が漏洩する可能性があるほか、スパム投稿や詐欺サイトへの誘導に使われるケースも報告されています。
買い取られたアカウントはどう利用される?
買い取られたアカウントは、広告収益を目的とした悪質なプロモーションや詐欺への悪用が一般的です。
元の持ち主が知らない間に不正な投稿が行われ、アカウントの信用が大きく損なわれる恐れがあります。

インフルエンサーや企業のアカウントが狙われやすく、フォロワーが多い一般ユーザーも標的になる可能性があります。
SNS風評被害でお困りの方
風評被害の嫌がらせ
個人や企業の信用を失墜させる目的で、インスタのアカウントが乗っ取られるケースがあります。
たとえば、本人とは無関係の不適切な投稿や、差別的・暴力的な内容の発信によって、フォロワーや取引先からの信用を失わせる手口です。
また、偽情報を拡散し、意図的にブランドや個人のイメージを低下させる行為も確認されています。
特に、企業の公式アカウントがターゲットになると、顧客や取引先への影響が大きく、ビジネス上の損失につながる可能性があるため注意が必要です。
さらに、乗っ取ったアカウントを利用して、フォロワーに対して誹謗中傷を行うケースもあります。
フォロワーが発信者本人の言動だと誤解してしまうために関係性が悪化し、結果的に信用回復が困難になる場合も考えられます。

意図的に風評被害を引き起こされると、被害者本人だけでなく、周囲の人々や関係するコミュニティにも悪影響を及ぼします。
スパムの拡散
インスタの乗っ取りは、スパムの拡散にも悪用されます。
乗っ取られたアカウントを使って、大量のスパム投稿をしたり、フォロワーに詐欺サイトへのリンクを含むDMを送ったりするケースが多発しています。
特に、以下のようなスパム行為が見られます。
【怪しい投資話や仮想通貨詐欺の宣伝】
「短期間で〇万円稼げる!」などとフォロワーを騙す投稿をする。
【フィッシング詐欺の誘導】
「特別キャンペーンに当選しました!」と偽り、フォロワーを詐欺サイトへ誘導する。
【偽ブランド商品の宣伝】
乗っ取られたアカウントで、偽ブランド品を販売する業者の広告を大量に投稿する。
【悪意のあるリンクを含むDMの送信】
フォロワーに「この動画見た?」などとメッセージを送り、開くと不正なサイトに誘導される。
もしも自分のアカウントが乗っ取られてスパムを拡散してしまった場合は、即時対応が必要です。

スパムを拡散される被害は、アカウントが凍結されるだけでなく、最悪の場合はアカウント削除も考えられます。
なぜ?インスタが乗っ取られる原因

インスタのアカウントが乗っ取られる被害は年々増加しています。
ここでは、なぜインスタのアカウントが乗っ取られるのか、代表的な原因を解説します。
SNS風評被害でお困りの方
フィッシング詐欺でパスワードがバレる
フィッシング詐欺は、インスタグラムの公式や有名ブランドを装い、偽のメッセージを送ってユーザーのログイン情報を入力させる手口です。
例えば、「アカウントが不正アクセスを受けた」と警告し、偽のログインページへ誘導するケースがあります。
そこでIDやパスワードを入力すると、情報が攻撃者に渡り、アカウントが乗っ取られる危険があります。
このような詐欺を防ぐため、メールやDMに記載されたリンクを不用意にクリックしないようにしてください。
ログインする際は、公式アプリや正規のウェブサイトを利用しましょう。
また、「@instagram.com」以外の送信元からのメールには注意し、不審なものが届いた場合は、インスタの「設定」→「メール」セクションで公式の通知かどうかを確認してください。
他サイトとパスワードが同じでバレる
同じパスワードを複数のサイトやSNSで使い回していると、どこかで情報漏洩が発生した際に、インスタのアカウントまで不正アクセスの標的になる可能性があります。
特に「アカウントリスト攻撃」と呼ばれる手法が増えており、過去に流出したIDやパスワードをリスト化し、攻撃者がさまざまなオンラインサービスで不正ログインを試みるケースが報告されています。
これを防ぐには、サイトごとに異なる強固なパスワードの設定が重要です。パスワード管理ツールを活用すれば、複雑なパスワードを安全に管理できます。
また、二段階認証を設定すれば、万が一パスワードが流出しても第三者によるログインを防げる可能性が高まります。

定期的にパスワードを見直し、使い回しを回避できれば、情報漏洩への最も効果的な対策となります。
簡単なパスワードのため推測される
単純なパスワードは攻撃者に簡単に推測され、不正アクセスされるリスクが高くなります。
特に以下のようなパスワードは危険です。
推測されやすいパスワード | パスワード例 |
文字の羅列 | 111111 / aaaaaa |
連続した数字 | 123456789 / 000000 |
誕生日 | 20250101 / 0412birthday |
IDと同じ | ユーザー名:user123 / パスワード:user123 |
簡単な英単語 | password / qwerty |
キーボードの並び順 | asdfgh / zxcvbn |
「Instagram」関連ワード | insta2024 / IGlove |
特に「123456」や「password」などは、ハッカーがまず最初に試すパスワードとして知られており、非常に危険です。
Instagramでは、アカウントのセキュリティを強化するために、パスワード設定時に最低限の要件が求められます。
安全なパスワードを作るためには、「ランダムな英数字+記号」を組み合わせるのが理想です。
例えば、「Xy8@pQz!45」のような文字列を使えば、推測されにくくなります。
パスワード管理ツールを利用すれば、覚える負担を軽減しながら強固なセキュリティの維持が可能です。

パスワード管理ツールには、Lastpass(ラストパス)や1Password(ワンパスワード)などがあります。
インスタを乗っ取りされてるか確認する方法

インスタが乗っ取られるといくつかの特徴が現れます。
ここでは、インスタの乗っ取り被害を確認する方法を解説します。
関連記事
・なりすましとは?メールやSNSの見分け方と風評被害対策
・SNS誹謗中傷を逮捕事例から弁護士相談まで徹底解説!
・ネット風評被害の影響と対策!業界別の誹謗中傷と事例紹介
不正ログインされていないか確認
インスタのアカウントが乗っ取られているかを確認する最も確実な方法は、ログインアクティビティのチェックです。
インスタには、最近のログイン履歴を確認できる機能があり、不正なアクセスがないかを簡単に把握できます。
ログインアクティビティの確認方法
インスタアプリを開く
プロフィール画面へ移動し、右上の「≡(メニュー)」をタップ
「アカウントセンター」を選択
「パスワードとセキュリティ」をタップ
「ログインの場所」を開く
自分のアカウントをタップし、ログイン履歴を確認
不審なデバイスがある場合は、「ログアウトするデバイスを選択」し、強制ログアウト
ログインアクティビティで確認すべきポイントは以下の通りです。
表示されるログインの場所が、実際の位置情報と異なる場合があります。これは、通信事業者のサーバーの所在地が表示されるのが原因です。
そのため、すぐに乗っ取りと断定せず、他の確認ポイントと合わせて判断してみてください。
知らない投稿やプロフィール変更がないか確認する
アカウントの不正利用が疑われる場合、いくつかの確認方法があります。
ここでは、乗っ取り被害を特定するポイントを解説します。
知らない投稿の確認
プロフィールページの「投稿」欄を開き、自分がアップロードしていない写真や動画がないか確認しましょう。
特に、過去の投稿がすべて削除され、見覚えのないコンテンツが掲載されている場合は要注意です。
また、「フォロー中」のリストを見て、意図しないアカウントをフォローしていないかのチェックも大切です。
「いいね!」の履歴も確認し、覚えのない投稿に反応していないか調べてみてください。
さらに、コメント履歴に自分が書いた覚えのない内容が残されていないか、過去の投稿が削除されていないかも確認すると、より安心です。

知らない投稿やフォロー履歴の変化は、乗っ取りのサインかもしれません。
プロフィール情報の確認
プロフィール情報の確認は、プロフィール写真や自己紹介文が勝手に変更されていないかをチェックします。
乗っ取られたアカウントは、攻撃者があなたになりすまし、詐欺目的でフォロワーとやり取りを試みるケースもあります。
また、登録されているメールアドレスや電話番号が見知らぬものに変更されていないかも重要な確認ポイントです。
これらの情報が書き換えられていると、アカウントの復旧が困難になり、完全に乗っ取られる危険性が高まります。
プロフィール情報を確認するには、「設定とプライバシー」→「アカウントセンター」→「個人情報」の順に進み、現在の登録情報をチェックしてください。
もし見覚えのない情報が設定されていた場合は、すぐに修正し、パスワードの変更や二段階認証の設定を行いましょう。

知らない情報に書き換えられていないか定期的に確認し、不審な点があれば速やかに対処しましょう。
インスタからのメールを確認する
インスタでは、登録済みのメールアドレス宛にアカウントの安全に関する重要な通知が送信されます。
これらのメールを定期的にチェックすれば、不正アクセスの兆候を早めに発見し、アカウントの乗っ取りを防ぐ手助けになります。
インスタから届く代表的な通知には、以下のようなものがあります。
ログイン通知
通常とは異なる端末やIPアドレスからのログインが検出されると、インスタから「新しいデバイスからのログインが確認されました」とメールが送信されます。
もし、身に覚えのないログイン通知が届いた場合は不正アクセスの可能性があるため、直ちにログイン履歴を確認し、必要に応じてパスワードを変更してください。
アカウント情報の変更通知
パスワードや登録メールアドレス、電話番号が変更された際には、「アカウント情報が更新されました」とのメールが届きます。
自分で設定を変更していないのに通知が来た場合、第三者がアカウントに不正アクセスしている可能性があります。
パスワードリセット通知
自分でリクエストしていないのに「パスワードリセットのリンク」が送られてきた場合、不正アクセスを試みている人物がいる可能性があります。
このような場合は、メール内のリンクをクリックせず、インスタ公式アプリまたは正規のWebサイトから直接パスワードを変更し、セキュリティを強化しましょう。
二段階認証のセキュリティコード
二段階認証を有効にしていると、ログイン時にセキュリティコードが発行されます。
もし、自分がログインしていないのに認証コードが送られてきた場合、誰かが不正にアカウントへアクセスしようとしている可能性があります。
すぐにパスワードを変更し、アカウントの保護を強化してください。
アカウント復旧メール
アカウントが乗っ取られた際には、インスタから復旧手続きの詳細が記載されたメールが送られる場合があります。
迷惑メールフォルダに自動で振り分けられる場合もあるため、見落としを防ぐために定期的な確認を心掛けましょう。

インスタの通知メールは、不正アクセスの早期発見に役立ちます。定期的なメール確認で被害を未然に防ぎましょう。
インスタの乗っ取りの被害にあった事例

インスタのアカウント乗っ取り被害は、個人や企業を問わず多くの事例が報告されています。
ここでは、具体的な3つの事例を紹介します。
以下、ご紹介する事例に関して、
当社は、関係性もとい、ご紹介している事例におけるいかなる関与もしておりません。以下の内容について一切の責任を負いません。内容に関するご質問やご対応はできかねますので、あらかじめご了承ください。

逆SEO・サジェスト対策の
費用/対策期間を知りたい方
簡単1分!無料で資料を見る
ゆるキャラのインスタ乗っ取り被害
ある公式キャラクターのSNSアカウントが乗っ取られている事実が、フォロワーの指摘により発覚しました。
さらに、乗っ取り犯によって偽アカウントが作成される事態に発展しています。
運営側はアカウントを閉鎖し、新たに作成するなど対応。
しかし、一時的に「旧アカウント」「新アカウント」「偽アカウント」が同時に存在し、フォロワーや関係者に混乱を招きました。
参照:oricon

人気キャラクターの影響力を悪用し、詐欺や広告目的で乗っ取られるケースが急増しています。情報を鵜呑みにするのは危険です。
企業公式アカウントのインスタ乗っ取り被害
株式会社シグマの公式アカウントが乗っ取られ、フォロワーにも影響が及んだ事例が発生しました。
今回の問題では、アカウントの管理情報が無効化され、アクセス不能になると同時に削除されています。
原因は、SNS運営元を装った偽の公式メールに担当者が対応したためです。
これを踏まえ、SNS利用者と運営側それぞれにおいてセキュリティ対策を講じています。

企業の信頼性を悪用した偽キャンペーンによる被害には注意が必要です。
一般ユーザーのインスタ乗っ取り被害
インスタで、知人を装った「釣りアンバサダー」という架空のコンテストへの投票依頼がDMで届くケースが発生しています。
受信者が「友達だから大丈夫」と思い投票すると、アカウントが乗っ取られる仕組みです。
怖いのは、最初に送った本人も被害者であり、同様の手口で乗っ取られる可能性がある点です。
この手法は連鎖的に被害が拡大するため、安易にリンクをクリックせず、発信元を慎重に確認する必要があります。
参照:note

アカウントのセキュリティを強化し、不審なメッセージやリンク押下には慎重さが必要です。
インスタの乗っ取りにあうとどうなるの?

実際にインスタの乗っ取り被害にあうと、どのような状況になるのか気になっている方も多いはずです。
ここでは、インスタの乗っ取り被害の具体的な被害を解説します。
SNS風評被害でお困りの方
意図しない投稿やDMでデマや風評被害にあう
インスタのアカウントが乗っ取られると、本人が意図しない投稿やDMが送られる場合があります。
例えば、乗っ取り犯が「当選しました」「投票してください」などの偽メッセージを送り、フォロワーを詐欺サイトに誘導するケースも報告されています。
企業アカウントでは公式アカウントを利用した詐欺行為が行われ、ブランドの信頼が損なわれるかもしれません。
また、不適切な投稿が拡散されると、アカウントのイメージダウンや風評被害に発展する可能性があります。

アカウントの信頼度が高ければ高いほど、フォロワーが騙されやすく被害が拡大します。
メールアドレス、電話番号、パスワードを変えられた
乗っ取り犯によってメールアドレスや電話番号が変更されると、アカウントの所有者がアクセスできなくなり、復旧が困難になります。
特にパスワードが変更されるとログインすらできなくなり、正規の手続きでの復元が難しくなる可能性もゼロではありません。
登録情報が変更されると乗っ取り犯の管理下に置かれるため、不正利用しやすくなります。インスタからの通知を無視せず、早めの対処が重要です。

早期発見がカギとなるため、通知の確認を習慣づけましょう。
アカウントを削除された
最悪の場合、アカウントそのものが削除されるケースもあります。削除されると、今までの投稿やフォロワーをすべて失い、長年築いてきたコミュニティが一瞬で消えてしまいます。
企業やインフルエンサーにとっては大きな損失となり、再び同じフォロワーを集めるのは容易ではありません。

アカウントが削除される前に、早めの対応が不可欠です。
インスタの乗っ取りを解除して取り戻す方法

インスタのアカウントが乗っ取られた場合、迅速かつ適切な対応が重要です。
ここでは、状況別の対処法を解説します。
関連記事
・なりすましとは?メールやSNSの見分け方と風評被害対策
・SNS誹謗中傷を逮捕事例から弁護士相談まで徹底解説!
・ネット風評被害の影響と対策!業界別の誹謗中傷と事例紹介
ログインできる場合の対処法
アカウントにまだアクセス可能な場合、以下の手順を実行してください。
パスワードの変更:強固な新しいパスワードに更新します。
メールアドレスと電話番号の確認:プロフィール設定で、登録情報が正しいか確認し、必要に応じて修正します。
二段階認証の有効化:セキュリティ設定から二段階認証を設定し、セキュリティを強化します。
不審なアプリやウェブサイトの連携解除:設定メニューの「アプリとウェブサイト」から、不審な連携を解除します。
ログインアクティビティの確認:「ログインの場所」で身に覚えのないアクセスがないか確認し、不審なデバイスからログアウトします。

二段階認証の有効化や不審なアプリの解除は、再度の乗っ取りを防ぐために重要です。
ログインできない場合の対処法
アカウントにアクセスできない場合、以下の手順を試みてください。
パスワードリセット:ログイン画面の「パスワードを忘れた場合」から、登録メールアドレスや電話番号を入力し、パスワードのリセットを試みます。
Instagramのヘルプセンターへの問い合わせ:メールアドレスや電話番号が変更されている場合、Instagramヘルプセンターからアカウントの復旧を申請します。
サポートリクエストの送信:ログイン画面で「ヘルプが必要な場合」を選択し、必要な情報を入力してリクエストを送信します。

ログインできないと焦らず、Instagramのヘルプセンターに通報し、早めに復旧手続きを進めましょう。
アカウントを削除された場合の対処法
アカウントが削除されてしまった場合はnstagramのヘルプセンターを活用し、早急な対応が重要です。
以下の手順を試してみてください。
Instagramのヘルプセンターに異議申し立てをする
インスタのアカウントが削除された場合でも、30日以内であれば復旧できる可能性があります。
まずは、ログインを試みてください。ログインができれば、すぐにパスワードを変更し、二段階認証を設定してセキュリティを強化しましょう。
もしログインできない場合は、Instagramのヘルプセンターから異議申し立てを行う必要があります。
公式サイトの「Instagramアカウントが閉鎖された」ページを開き、指示に従ってフォームを送信してください。
また、「アカウントの不正アクセス」に関するページからも通報が可能です。
異議申し立ての際は、登録していたメールアドレスや電話番号を入力し、本人確認の手続きを進めます。
場合によっては、セルフィー動画の提出を求められる場合もあります。これは、顔の向きを指示に従って動かし、本人である証明をするものです。

インスタは顔認識技術を導入しておらず、セルフィー動画の確認にも使用されません。
サポートチームに問い合わせる
アカウントが削除された可能性がある場合、Instagramのヘルプセンターを通じてサポートチームに通報しましょう。
【問い合わせ時に準備する情報】
登録していたメールアドレス・電話番号
ログイン履歴のスクリーンショット(不正アクセスの証拠)
アカウント作成日や使用デバイスの情報(求められる場合あり)
【問い合わせの流れ】
Instagramのヘルプセンターにアクセスし、「アカウントの不正アクセス」に関するサポートリクエストを送信。
異議申し立てのフォームを送信し、指示に従って本人確認を進める。
問い合わせ履歴を保存し、インスタからの対応を待つ。
【警察への相談も検討】
アカウントの乗っ取り被害が深刻な場合、警察のサイバー犯罪相談窓口に通報することも視野に入れましょう。不正アクセスの記録がある場合、証拠として役立ちます。

Instagramのヘルプセンターを通じて早急に対応し、可能な限りの証拠提示が、アカウントの復旧につながる鍵です。
新規アカウントの作成を検討する
アカウントの復旧が不可能だった場合は新しいアカウントを作成し、フォロワーに状況を説明するのも有効な対策の一つです。
特に、企業アカウントやインフルエンサーの場合、ブランドの信頼を維持するためにも、できるだけ早くフォロワーへ周知する必要があります。
フォロワーに状況を伝える方法として、以下の手段を活用してみましょう。
乗っ取りによる偽アカウントが作成される可能性もあるため、フォロワーに対し「旧アカウントからの怪しいDMや投稿には注意してください」と注意喚起することも大切です。

アカウントが削除されないよう、日頃から二段階認証を有効にする、不審なリンクはクリックしないなど、セキュリティ対策を徹底しましょう。
被害が大きい場合は警察に通報
個人情報の悪用や金銭的被害が発生した場合、警察への通報も検討してみてください。

日頃から強固なパスワードの設定や二段階認証の有効化など、セキュリティ対策を徹底し、アカウントの安全性を確保しましょう。
インスタの乗っ取りはバレる?誰かわかる?

インスタのアカウントが乗っ取られたら、誰がやったのか特定できるのでしょうか?
「もしかして乗っ取られたかも…」と不安になったら、まずはログイン通知やアクティビティ履歴をチェックすることが大切です。
ここからは、インスタの乗っ取りがバレる仕組みや、誰がやったのか特定する方法について詳しく解説します。今すぐ確認して、もしもの時に備えましょう。

逆SEO・サジェスト対策の
費用/対策期間を知りたい方
簡単1分!無料で資料を見る
ログイン通知でバレる
インスタは、普段とは異なるデバイスやIPアドレスからログインがあった場合、登録メールアドレスやアプリ内にログイン通知が届きます。
この通知により、不正アクセスかどうかの確認が可能です。
もし身に覚えのないログイン通知を受け取った場合は、すぐにログインアクティビティを確認してみてください。
不審なログイン履歴があればパスワードを変更し、二段階認証を有効にして、不正ログインの防止を試みましょう。
ログインアクティビティで地域やデバイスがバレる
インスタにはログインアクティビティ機能があり、アカウントにログインしたデバイスや地域の情報を確認できます。
不審なログイン履歴があれば、不正アクセスの可能性が高いため、すぐに対処が必要です。
ログインアクティビティの確認方法
プロフィールページを開く
「設定とプライバシー」→「アカウントセンター」をタップ
「パスワードとセキュリティ」→「ログインの場所」を選択
ログイン履歴を確認し、不審なログインがないかチェック
不審なログインがあった場合は、ログインアクティビティ画面で「私ではありません」をタップすると、そのデバイスから強制ログアウトが可能です。
併せて、パスワードの変更や二段階認証の設定を行い、さらなる不正アクセスを防ぎましょう。
法的措置でバレる
インスタの乗っ取りが悪質な場合、法的手段により犯人の特定が可能になるケースもあります。
ここでは、企業アカウントの乗っ取りや誹謗中傷を伴う場合の法的対応を解説します。
発信者情報開示請求
アカウントが乗っ取られた結果、悪意のある投稿やDMが送信された際、加害者を特定するために発信者情報開示請求が行えます。
これは、IPアドレスやアクセスログを基に、不正アクセス者を特定するための法的手続きです。
特に企業アカウントが被害を受けた場合、ブランドイメージの回復のためにも重要な措置と考えられます。
フォレンジック調査
不正アクセスの経路や被害状況を詳しく調査するために、フォレンジック調査会社への依頼も選択肢の一つです。
この調査ではどのデバイスからログインされたのか、不正アクセスに使用された手法、漏洩したデータなどを解析し、被害の実態を明らかにできます。
調査結果は、警察や裁判所に提出する証拠として活用できる場合もあります。
警察への通報
乗っ取りにより個人情報が流出したり、金銭的な被害が発生したりした場合、警察署やサイバー犯罪相談窓口への通報が推奨されます。
警察に相談する際は、以下の情報を用意するとスムーズです。
不正ログインの日時と場所がわかるスクリーンショット
不審なDMや投稿の記録
乗っ取りを示すインスタの通知

開示請求やフォレンジック調査は時間と費用がかかるため、事前に弁護士などの専門家に相談するのが望ましいでしょう。
インスタの乗っ取り防止対策

インスタの乗っ取りを防止するためにはいくつかの対策方法があります。
ここでは、インスタアカウントを守る6つの対策方法を解説します。
SNS風評被害でお困りの方
定期的にパスワードを変える
インスタのアカウントを守るためには、定期的なパスワード変更が重要です。
安易なパスワード(「123456」「password」「誕生日」など)は推測されやすく、乗っ取りのリスクを高めます。
推奨されるパスワードの設定方法は以下の通りです。
- 英大文字・小文字・数字・記号を組み合わせたランダムな文字列を使用する。
- 他のサービスと同じパスワードを使い回さない。万が一、他のサービスでパスワードが流出すると、インスタのアカウントも危険にさらされる。
- 最低でも8〜12文字以上の長さにする。長いほど解読されにくくなる。
- 定期的(3〜6ヶ月ごと)に変更すると、万が一流出していた場合でもリスクを最小限に抑えられる。

可能であればメールアドレスも定期的に変更すると、さらなるセキュリティ強化につながります。
インスタの二段階認証を有効にする
二段階認証を有効にすると、パスワードが漏洩した場合でも不正ログインを防止できます。
二段階認証では、ログイン時にパスワードに加えてセキュリティコードの入力が必要となるため、乗っ取りリスクが大幅に低減されます。
二段階認証の設定方法
プロフィール画面右上の「≡」をタップし、「設定とプライバシー」を開く。
「アカウントセンター」→「パスワードとセキュリティ」→「二段階認証」を選択。
SMS認証または認証アプリ(Google Authenticatorなど)を選択して設定する。
二段階認証を有効にすると、知らないデバイスからのログインを防止でき、ログインリクエスト機能を使用して不正アクセスのブロックも可能です。

パスワードと併用すると、より強固なアカウント保護が可能になります。
公共Wi-Fiや自分以外のデバイスを使わない
カフェ・ホテル・空港などの無料Wi-Fiは暗号化されていない場合が多く、乗っ取りのリスクがあります。不正アクセスを防ぐために、以下の対策を行いましょう。
公共Wi-Fiを使用する際はVPNを利用し、通信を暗号化する。
他人のデバイスや共用PCでログインしない。ログイン履歴やパスワードが残る可能性がある。
ログインアクティビティを定期的にチェックし、不審なデバイスを発見したら即座にログアウトする。

万が一公共の端末を利用した場合は、使用後に必ずログアウトし、保存された情報を削除することを徹底してください。
外部アプリとの連携を解除
不正な外部アプリとの連携は、アカウントの乗っ取りリスクを高めます。
特に、「フォロワー増加ツール」や「自動いいねツール」などは危険なアプリが多く、アカウント情報が漏洩する恐れがあります。
「設定とプライバシー」→「アカウントセンター」→「アプリとウェブサイト」へ移動。
不審なアプリの連携を解除し、アカウントの安全を確保する。

定期的にアカウントの連携情報をチェックし、不要なアプリのアクセス権限は削除するようにしましょう。
セキュリティソフトを使う
スマホやPCにセキュリティ対策ソフトを導入すれば、フィッシングサイトや不正アクセスのリスク軽減が期待できます。
実績のあるセキュリティソフトを使用し、ウイルスやマルウェアをブロックする。
危険なリンクや偽サイトを検出する機能があるものを選ぶ。
定期的にスキャンを行い、端末を清潔な状態に保つ。

セキュリティソフトを利用し、フィッシング詐欺やマルウェア攻撃によるアカウント乗っ取りのリスクを未然に防ぎましょう。
怪しいフィッシングメールはクリックしない
インスタの乗っ取り被害の多くは、フィッシングメールや偽ログインページを介して発生しています。
攻撃者は、本物のインスタからの通知に見せかけた偽のメールやDMを送りつけ、パスワードを盗み取ろうとします。
「アカウントが停止されました」「パスワードをリセットしてください」などの緊急性を煽るメッセージが記載されている。
リンクが不自然なURL(例: instagram.security-check.com など)になっている。
正式なインスタのアドレス(@instagram.com)とは異なるアドレスから送信されている。
もしフィッシングメールを受け取った場合は、メール内のリンクをクリックせずに無視するか、インスタの公式アプリから直接ログインしてアカウントの状況を確認しましょう。

不審なメッセージを受け取った場合は、インスタの「不正アクティビティを報告」機能を利用して通報することも大切です。
インスタの乗っ取りのまとめ
インスタの乗っ取りは、フィッシング詐欺やパスワードの漏洩、不正アプリとの連携などが原因で発生します。
アカウントが乗っ取られると、不正投稿や個人情報の流出、金銭詐欺に利用される可能性があります。
乗っ取りを確認するには、ログインアクティビティやプロフィール情報の変更をこまめにチェックする必要があります。
不審な動きを見つけたら迅速にパスワードを変更し、二段階認証を有効にしましょう。
ログインできない場合は、Instagramのヘルプセンターを通じて異議申し立てを行い、アカウントの復旧を試みます。
乗っ取りを防ぐには、強固なパスワードの設定・不審なリンクの回避・公共Wi-Fiの利用制限などの対策が重要です。
インスタの乗っ取りにより、アカウント運営者はもちろんフォロワーにも被害が及ばないよう速やかに適切な対応を行い、安全な運用を心がけましょう。
#インスタ乗っ取り #Instagram乗っ取り
乗っ取られない最強のアカウントを作りましょう。